本作への出演が発表されたときに、「僕にも忘れられない子供の頃の思い出があります。あの頃のおかげで踏ん張れる事ってあると思います」とコメントしていた草なぎ。その思い出とはどのようなものなのだろうか。

「僕も80年代に幼少期を過ごしているので、久ちゃんと竹ちゃんと同じように、仲間と自転車をこいで、隣の町まで行ってカブトムシを捕まえたり、田んぼや畑で戯れて泥だらけになって毎日遊んでいたんです。あと、四国のおばあちゃんの家に行って海で遊んだり。その頃の思い出が今の僕に息づいていて、その記憶は今でも忘れられません」

自身の子供時代とも重なる、『サバカン』で描かれる少年たちの“ひと夏の冒険”。完成した作品を見て癒やされたという。

「大人になるといつしか田舎にも帰らなくなって、都会に染まってしまって。やさぐれた自分のささくれ立った心を『サバカン』が癒やしてくれました。この作品を機に子供返りというか、またリボーンしてやっていきたいと思います!」

子供時代の思い出は疲れた心をリセットしてくれるものになっているようで、「幼少期に友達と遊んだ感覚や、子供のときに自転車に乗って風を切るだけでめちゃくちゃ気持ちいいという感覚、そういうものが僕にとってとても大切なことなんだなって、改めて感じました」としみじみ。

「無条件で楽しいことって大人になると減ってきますが、朝起きたときから毎日夏休みだよっていうような気持ちを『サバカン』のおかげで取り戻しました! 子供心を忘れずに、いつまでも子供のままいきたい」と目を輝かせた。