約7割が「NFTを全く知らない」 - 保有している人の割合は?

MMDLaboが運営するMMD研究所は8月16日、「NFT(非代替性トークン)に関する調査」の結果を発表した。同調査は6月29日～30日、スマートフォン、タブレット、PCいずれかを所有する15歳～69歳の男女6,763人を対象に、インターネットで実施した。

NFT(非代替性トークン)を知っているか尋ねたところ、「全く知らない」は69.2%で、30.8%はNFTの存在について認知していることがわかった。そのうち、「現在保有している」は3.2%で、性年代別で見ると、現在保有の割合が最も高かったのは男性20代(9.0%)だった。

NFTを認知しており、過去保有経験のない人を対象に、NFT保有への興味を聞いたところ、30.7%が「興味がある」「やや興味がある」と答えた。

NFTの保有経験者に、保有経験のあるNFTジャンルを聞くと、「スポーツ」(41.2%)が最も多く、次いで「漫画・アニメ」(39.2%)、「音楽・芸能」(34.0%)となった。上位3位のジャンル以外の所有も3割程度あり、あまり保有しているジャンルに偏りがないことがわかった。

NFTを認知しているが未保有で、保有に興味がある人に、保有したいNFTジャンルを聞いたところ、「漫画・アニメ」(38.2%)が最も多く、次いで「デジタルアート」(33.5%)、「音楽・芸能」(31.9%)となった。

NFTの保有経験者に、NFTを保有している(していた)理由を聞くと、最も多い回答は「ゲームに参加するため」(26.4%)だった。「話題になっていたため」、「好きなアーティスト・クリエイターの商品を保有するため」が同率(24.6%)で続いている。

NFTを認知しているが未保有で、保有に興味がある人に、NFTを保有したい理由を尋ねると、「長期的な投資のため」(31.7%)が最も多く、次いで「短期的な投資のため」(24.3%)、「話題になっていたため」(23.1%)となった。

NFTの保有経験者に、利用したことのあるNFTマーケットプレイスを聞いたところ、最も多い回答は「楽天NFT」(34.7%)だった。次いで「LINE NFT」(32.6%)、「SuperRare」「HEXA(ヘキサ)」(同率18.9%)となっている。

NFTの保有経験者に、これまでNFTに対して使った合計金額(売却益は考慮せず、購入にかかった金額)を聞くと、「5万円未満」(32.6%)が最も多かった。次いで「5万円～10万円未満」(18.9%)、「10万円～20万円未満」(16.8%)だった。