金融メディアプラットフォーム「ZUU online」や「NET MONEY」など複数のお金に関連するメディアを運営するZUUはこのほど、「住宅ローンを提供する金融機関に関するイメージ調査」を実施し、結果を公表した。

同調査は2022年6月、住宅ローンを利用した経験がある国内20歳〜59歳の男女500名を対象に、インターネットアンケート調査にて実施。実査機関はクロス・マーケテイングだった。

  • 「住宅ローンを提供する金融機関に関するイメージ調査」を実施

「住宅ローンの仮審査を行う際に、何社申し込みを行いましたか?」と聞いたところ、仮審査申込みは1〜2社に留める人が全体の90%以上であることがわかった。

  • 住宅ローンの仮審査申込みは、1~2社に留める人が全体の90%以上に

住宅ローンの借入先で検討した金融機関で最も多いのが三菱UFJ銀行、次いで三井住友銀行、みずほ銀行という順になった。さまざまな住宅ローン商品が販売される中、メガバンクや大手が根強い人気があるのがわかる。

  • 住宅ローンの借入先で検討した金融機関、最多は三菱UFJ銀行に

忙しい現代人にとって、住宅ローンを探して手続きを進めるのは一苦労。「住宅ローンの申し込みを無料で一括でしてくれるサービスを知っていたら、利用していましたか?」と聞くと、そのようなサービスを求める人は全体の半分近くいることがわかった。

  • 住宅ローンの申し込みサービスを求める人は半数近くに

住宅ローンの借り換えを行った人で、借り換えにより返済額が減った人は全体の70%以上に。住宅ローンの借り換えにより返済額が1,000万円以上減った人は全体の15%以上いることがわかった。

  • 借り換えにより返済額が減った人は全体の70%以上

  • 借り換えにより返済額が1,000万円以上減った人は15%以上

「住宅ローンの借り換えの仮審査を行う際に、何社申し込みを行いましたか?」という問いに対しては、新規申し込みと同じく多くの人が1社のみに申し込んでいた。住宅ローンの借り換えを行う際に気にしていたポイントは、約80%以上の人が金利と回答している。

  • 借り換えの仮審査、多くの人が1社のみに申し込んでいる

  • 借り換えを行う際に気にしていたポイントは、8割以上が金利

借り換え時の住宅ローンの利用金額(残債)では、1,000〜2,000万円未満との回答が最も多く、全体の34.2%となった。

  • 利用金額(残債)は、1,000〜2,000万円未満が最多に

住宅ローンの利用金額(残債)別の、利用した金融機関を調べた。その結果、利用金額(残債)1,000万円未満のうちの18%、1,000万円〜3,000万円未満の20%以上が三菱UFJ銀行を利用していることがわかった。

  • 三菱UFJ銀行など、保障が手厚い長期固定金利商品に注力する老舗の金融機関が根強い人気

3,000万円〜5,000万円未満の人が利用した金融機関は、1位が三菱UFJ銀行で22%、2位がソニー銀行で20%となった。5,000万円〜7,000万円未満では1位が三菱UFJ銀行で、全体の40%以上となっている。

7,000万円〜1億円未満では、1位がauじぶん銀行と三菱UFJ銀行に。1億円以上だった人が利用した金融機関は、1位がauじぶん銀行と楽天銀行となった。

昨今、住宅ローン市場では変動金利タイプの低金利商品を展開するネット銀行が激戦を繰り広げている。しかし今回の調査で、三菱UFJ銀行のように保障が手厚い長期固定金利商品に注力する老舗の金融機関が、根強い人気があることがわかった。また、借り換えにより支払額が減った人は全体の90%を超えたことが判明した。