ハルメクホールディングスは8月8日、「お金に関する意識実態調査」の結果を発表した。調査は5月27日〜6月7日、30歳〜79歳の全国の女性687人を対象に行われたもの。

  • 「お金の使い方」に対する満足度

まず、「お金の使い方」に対する満足度について聞いたところ、「とても満足している」「満足している」「やや満足している」の合計は50.0%。年代が上がるにつれて高まる傾向も見られる。

「将来のお金」に対する心配度については、「とても心配している」「心配している」「やや心配している」が合わせて54.2%。心配度は、年代が上がるほど低くなっている。

  • 「将来のお金」に対する心配度

「お金の使い方」に満足している理由は、「ある程度自由にお金を使えている」「投資で利益を上げている」「配偶者と価値観を共有している」など。満足していない理由は、「将来のために何をしたら良いかわからない」「子の教育費や学費の負担が大きい」「リスクが怖くて資産運用に踏み切れない」などであった。

将来のお金のために現在なにかを行っている人の割合は89.1%。その内容は、「節約」(63.3%)、「貯蓄」(57.9%)、「就業」(33.0%)、「投資」(32.6%)の順に多かった。年代別では、「貯蓄」「就業」は30代〜50代、「投資」は40代〜50代と70代、「投資以外のプチ稼ぎ・プチ副業」「キャリアの見直し」は30代〜40代が高い傾向となっている。

  • 将来のお金のために現在行っていること

現在投資を行っている224人に投資の内容を聞いてみると、「投資信託」が59.4%で最も多く、以下「株式投資」(52.2%)、「つみたてNISA」(35.7%)が続いた。「投資信託」は幅広い年代で行われており、「株式投資」「国債」は60代〜70代、「つみたてNISA」「iDeCo・確定拠出年金」は40代〜50代で多かった。

  • 現在行っている投資

投資にまわす月の額は、平均で6万9,438円。年代が上がるほど金額が高く、70代では8万5,833円で30代(3万5,381円)の2.4倍となっている。

  • ひと月あたりで投資にまわしている金額

65歳までに用意しておくべきだと思う金額を聞いたところ、「2,000万以上3,000万未満」(29.6%)、「1,000万以上2,000万未満」(26.6%)が上位となっている。全体の平均額は2,711万円であった。

  • 65歳までに用意しておくべきだと思う金額