国土交通省の関東地方整備局と東京航空局、京浜急行電鉄は8日、羽田空港第1・第2ターミナル駅で列車の入替えを行う引上線の工事に着手したと発表した。
引上線の整備にあたり、羽田空港第1・第2ターミナル駅から第2ターミナルへの連絡通路を一部撤去する必要があることから、先に工事期間中の歩行者動線を確保するための仮切り回し通路の整備を進めるとのこと。
羽田空港の国際競争力強化に向けた空港機能の拡充に資する取組みとして引上線を整備し、鉄道基盤施設の整備を担当する関東地方整備局、鉄道施設の整備を担当する京急電鉄が相互に協力して進めていく。品川駅の2面4線化と合わせ、羽田空港第1・第2ターミナル駅の引上線を整備することで、輸送力を増強(1時間あたり片道3本増)し、羽田空港アクセスの利便性向上を図るとしている。