カモ井加工紙のマスキングテープブランド「mt」が、この夏、期間限定で岡山県の瀬戸内に位置する「牛窓・犬島・倉敷」とコラボレーション! マスキングテープで観光スポットをデコレーションする「mt project」を開催しています。今回は、その中の牛窓エリアと犬島をご紹介。感性を呼び起こすアートな旅へみなさんをお連れします!
■「mt project」とは?
倉敷発祥のマスキングテープですが、その中でも有名なブランドの一つがカモ井加工紙の「mt」です。そのmtのマスキングテープを使って観光スポットを彩るイベント「mt project」が、岡山県の牛窓・犬島・倉敷エリアにて7月20日より開催しています(瀬戸内市牛窓町・犬島は7月20日〜8月31日、倉敷市玉島は7月21日〜8月12日、倉敷駅周辺7月24日・25日)。
その中でも、日本のエーゲ海と言われる港町・牛窓エリアと瀬戸内国際芸術祭が開催される犬島の2エリアを本記事では紹介していきます。気持ち華やぐ注目スポットに、あなたの心もときめくはずです。
■日本のエーゲ海「港町・牛窓エリア」
穏やかな瀬戸内海に浮かぶ島々の風景を眺められることから、牛窓は「日本のエーゲ海」と言われています。雄大な自然は誰を拒むでもなく、訪れる人すべてを包み込んでくれるよう。そんな牛窓エリアには、mtでデコレーションされた会場が全部で4つ。
プロジェクト期間中は、会場を巡回する無料シャトルバスが運行(曜日限定)、さらに有料のレンタサイクルを貸し出ししているので移動の心配もいりません。
mt@瀬戸内市立美術館
「瀬戸内市立美術館」は、瀬戸内市役所牛窓庁舎の3・4階部分を改築し、2010年に開館。今回、同美術館の4階にはmtを使用した現代アート7点が並びます。葉をマスキングした作品や、鏡張りの部屋にマスキングテープがつり下げられた幻想的な作品など、見どころ満載です。
3階のショップでは、マスキングテープやポストカードなど、おしゃれなアイテムがずらり。何を買おうかつい悩んでしまいます。
個人的なおすすめは、マスキングテープとポストカードがセットになったこちら。牛窓を表現したポストカードは、部屋に飾るおしゃれアイテムとしてもぴったり。展示会場だけでなく、ぜひショップもチェックしてみてくださいね。
■Information
「mt@瀬戸内市立美術館」
【住所】岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓4911(瀬戸内市役所牛窓庁舎3・4階)
【開館時間】9:00~17:00 (最終入館は〜16:30)
【入館料】大学生以上:500円
【休館日】月曜日(7月25日・8月1日は開館)
mt@街角ミュゼ牛窓文化館
赤レンガの外観が特徴的な同施設は、牛窓銀行本店として1915年に建てられ、中國銀行の牛窓支店として1980年まで使われていました。現在は国登録有形文化財に登録され、しおまち唐琴通りの文化を紹介する場所として町のシンボルになっています。
ブラウンの重厚な扉を開けると、そこは外観からは想像できないmtで彩られたポップな空間が広がります! もちろん、ここでもmtグッズを購入することが可能です。
■Information
「mt@街角ミュゼ牛窓文化館」
【住所】岡山県牛窓町牛窓2836-1
【営業時間】9:00~17:00
【定休日】なし
mt@赤屋根(牛窓オリーブ園)
瀬戸内海の絶景を一望できる広大な園内では、約2000本のオリーブを栽培! アッシュグリーンのオリーブが織り成す美しい景色に心が癒やされます。マスキングテープでデコレーションをするのは、園内に入って右手すぐにある赤屋根の建物。こちらでもmtグッズを購入することができます。
ほかにも園内にはピンク色のポストや幸福の鐘など、フォトスポットも点在。散策道を登っていくと、展望台や山頂広場が見えてきます。また、地元の人気店「キノシタショウテン」が運営しているカフェ「山の上のロースタリ」が展望台と同じ建物に入っています。時間の移ろいによって変化する雄大な自然を眺めながら、一息つくのがおすすめです。
■Information
「mt@赤屋根(牛窓オリーブ園)」
【住所】岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓412-1
【営業時間】9:00~17:00
【入場料】無料
【定休日】mt project開催期間中はなし
mt@牛窓ヨットハーバー
西日本最大級の「牛窓ヨットハーバー」は、約460隻のヨットやクルーザーが停泊できる場所です。巨大なヨットと瀬戸大橋の斜張橋を思わせるクラブハウスが、ブルーやグリーンの爽やかなカラーでラッピングされています。2階奥のガラス張り空間には、期間限定のショップがオープン!
■Information
「mt@牛窓ヨットハーバー」
【住所】岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓5414-7
【営業時間】9:00~17:00
【入場料】無料
【定休日】火曜日(祝日の場合は翌日)
■瀬戸内国際芸術祭の舞台「犬島」
岡山市東部、瀬戸内海に浮かぶ犬島は岡山市唯一の有人島であり、瀬戸内国際芸術祭の舞台の一つでもあります。
島に行くには、岡山中心部の京橋または牛窓から出発するクルーズに乗っていきましょう。可愛くラッピングされたクルーズ船は期間中、毎日運航しています。
mt@犬島
犬島では、防波堤のデコレーションのほか、白い外観の空き家内をmtでポップに彩り、インスタレーションやショップを展開しています。
さらにアートの島と言われるだけあって、島内には犬のモニュメントをはじめとした国内外のアーティストが手掛けた作品が点在しています。美術館とも異なる自然を舞台にした展示場に、いつも以上に想像力がかき立てられます。
また、浮桟橋から見えるチケットセンターでは、スイーツなどを堪能することが可能。筆者も暑い夏にぴったりのかき氷を、どこまでも続く水平線を眺めながらいただきました!
ちょっとしたテイクアウト商品に加え、アートグッズも販売しているので、島内めぐりを終えたらここでゆっくりするのがおすすめです。
■Information
「mt@犬島」
【住所】岡山県岡山市東区犬島
【開催時間】9:00~16:00
【定休日】火曜日(7月26日、8月2日は除く)「Okayama 京橋 mt クルーズ」
【住所】岡山県岡山市北区京橋町(京橋フェリー乗り場)
【料金】コース1. 京橋~犬島:大人3,000円、小学生1,500円
コース2. 犬島~牛窓:大人1,000円、小学生500円
【運行期間】2022年7月22日~8月4日
【予約方法】乗船日の1カ月前の10時から前日までにWEBにて要予約
※詳細な時間は専用サイトにて確認を
瀬戸内の雄大な自然とコラボする「mt project」は、忙しさで忘れていた自分の感性をそっと呼び起こしてくれたように感じます。感覚を研ぎ澄ますアートな旅にあなたも出掛けてみてはいかがでしょう。