MMDLaboは7月22日、「デジタル遺品に関する調査」の結果を発表した。調査は6月28日~30日、20歳~79歳の男女4,849名を対象にインターネットで行われた。

  • 自身のデジタル遺品整理で実施した(したい)内容

    自身のデジタル遺品整理で実施した(したい)内容

デジタル遺品とは持ち主が亡くなり、遺品となったデジタル機器に保存されたデータ、インターネット上の登録情報などのことを指す。調査によると、デジタル遺品整理を「行ったことがある」「行う予定がある」という人の割合は、自身のデジタル遺品整理の場合は14.6%、故人の場合は8.8%。

遺品整理実施経験者・実施予定者238名に対し、自身のデジタル遺品整理で実施した(したい)内容について聞いたところ、「ネット銀行・ネット証券・FXなどのオンライン口座やログイン情報」(55.9%)が最も多く、次いで「オンラインショッピング等に登録しているクレジットカード情報」(45.8%)、「友人や知人のメールアドレスや電話番号などの連絡先」(45.4%)となった。

  • SNSのアカウントを「1つのみ登録している」と回答した人の、自身の死後のアカウントの運用意向

    SNSのアカウントを「1つのみ登録している」と回答した人の、自身の死後のアカウントの運用意向

Twitter、Instagram、Facebookの登録状況については、いずれも「2つ以上登録している」人が多く、Twitterは43.3%、Instagramは42.0%、Facebookは42.4%。

SNSのアカウントを「1つのみ登録している」と回答した人(Twitter:28.2%、Instagram:25.6%、Facebook:23.9%)に、自身の死後のアカウントの運用意向について聞いたところ、いずれも7〜8割が「削除してほしい」と回答。

  • SNSのアカウントを「2つ以上登録している」と回答した人の、自身の死後のアカウントの運用意向

    SNSのアカウントを「2つ以上登録している」と回答した人の、自身の死後のアカウントの運用意向

一方、「2つ以上登録している」と回答した人の場合では、4割弱が「すべて運用してほしい」、3割程度が「すべて更新せずに残してほしい」と回答した。