夏本番を迎え、薄着になることから体を引き締めたいと思っている人もいるのではないでしょうか? 理想の体になるためにダイエットをしたいけど、なかなか上手くいかない…そんな悩みを抱えている人も多いと思います。今回は、TCB東京中央美容外科 エリア総括院長 兼 梅田大阪駅前院院長の寺西宏王先生にダイエットについて伺いました。
ダイエットで痩せやすい人・痩せにくい人の特徴は?
――ダイエットで痩せにくい人の特徴を教えてください。
安本先生:ダイエットの目的が「体重を減らして見た目を痩せさせる」ということであれば、医学的に確立された方法があります。もし、ダイエットに失敗したり、なかなか痩せないということであれば、最も考えられる原因は、ダイエット方法が誤っているということです。
ダイエットを頑張っているけど痩せないという人に限って、医学的に意味のないダイエット法を継続しているということがよくあります。誤ったダイエット法に固執していると、ダイエットが成功しないばかりか、健康を損なうことになりかねません。今まで自分が取り組んできたダイエット法を見つめ直してみてください。
――ダイエットで痩せやすい人の特徴はあるのでしょうか?
安本先生:ダイエットに成功した人というのは、当たり前ですが正しいダイエット法を継続できた人ということに尽きます。
「ダイエット」とは英語で「diet」と表記し、「食べ物、食餌療法、食事制限」という意味です。医学的にも同じで、ダイエットを成功させるポイントは、食事、つまりは食事制限にあります。考えてみてください、人は食事をやめれば生きていくことができません。食事をやめれば、次第に体重が減り、痩せていきます。これは、体質など関係なく、全ての人に共通する医学的な事実です。
もちろん、全く食べなければ生きていけませんから、時間をかけてゆっくり健康的に痩せていくように、緩やかな食事制限を継続していくというのが、正しいダイエット法となります。
――ダイエットにおける運動の意義を伺えますか?
安本先生:「ダイエットの基本は食事と運動」と良く言われますけど、理論的には運動さえも必要なく、単に摂取カロリーを調整してそれを継続すればダイエットは成功するのです。
もちろん、運動して消費カロリーを普段から高くしておくというのはダイエットには有利ですが、一定の運動を毎日継続できるストイックな人は少数派なのではないでしょうか。ダイエットで成功する方法は、“消費カロリー”>“摂取カロリー”の状態を月単位で継続することです。時々運動する程度ではダイエットにはほとんど影響がありません。一方、ダイエットに失敗する人の特徴として、運動した分食べてしまうという点も挙げられます。ダイエットのために運動しているのに、消費したカロリーと同じ分食事量を増やしてしまえば、運動した意味が全く無くなってしまいます。
また、運動して基礎代謝量を上げることで普段の総消費カロリーを増やすという目的であれば、理にかなっていると言えそうです。しかし、運動で筋肉量を増やすのはそれなりの運動を継続的に行う必要があり、そして筋肉量が増えたとしても基礎代謝に与える筋肉の影響は2割程度です。運動で基礎代謝を上げる作戦は、頑張った割にそこまで結果が伴わず、効率的なダイエット法とは言えません。
もし、運動をダイエットに取り入れるなら、苦にならない程度の毎日継続して行える軽い運動を生活の中に取り込むのが良いでしょう。例えば、通勤や通学の際に一定の距離を歩く・自転車に乗る、エレベーターに乗らず階段を使うなどです。
――効果的にダイエットをするために、気を付けるポイントやコツを教えてください。
安本先生:ダイエットで成功する方法は、“消費カロリー”>“摂取カロリー”の状態を月単位で継続することと述べました。医学的には、自分の総消費カロリーを把握しておいて、毎日それを下回るカロリーの食生活を送り続ければ必ずダイエットは成功します。
――そのほかにダイエットで心がけることはありますか?
安本先生:糖質は吸収されると血糖値が上昇します。血糖値の急上昇を抑えるコツは、(1)糖質と一緒に食物繊維を摂取する、(2)食べる順番を工夫して最初に糖質を摂取しない、(3)3食以上に分けて食べる、(4)ゆっくり時間をかけて食べる、(5)糖質摂取の割合を朝食に比重をおき夕食で糖質を摂取しない、(6)低GI値の食品を中心に摂取することです。
GI値とはグリセミック・インデックスの略で、血糖値の上がりやすさを示す指標です。GI値が低い食品ほど血糖値が上がりにくく太りにくいと言えます。例えば、白米より玄米、小麦パンよりライ麦パン、うどんより蕎麦の方が血糖値が上がりにくいのです。個々の食品のGI値については、検索すればたくさん出てきますので参考にしてみてください。
ダイエットを始めるとなると、まず第一に浮かぶのは運動ですが、なかなか継続することは難しいですよね。まずは自分の総消費カロリーを知ることから始め、カロリーコントロールをすることが理想の体をつくる近道になりそうです。普段食べているものを血糖値を上がりにくくする低GIの食品に変えていくことを心がけるなど、健康的でストレスフリーなダイエット方法を継続することを心がけていきましょう。
取材協力:寺西宏王先生
TCB東京中央美容外科 エリア総括院長 兼 梅田大阪駅前院院長、二重整形指導最高責任者(関西)
約10年間心臓血管外科医として勤務した経歴を持ち、 美容外科にまつわることはもちろんのこと、心臓外科医としての経験から幅広い分野に関して専門的な知識を有している。 また、約100名が在籍している梅田大阪駅前院において、新任院長へのマネジメントの講師や医師たちが手技を磨く「日本美容医療学会」の代表理事も務めるなど、 医療に関することだけでなく、さまざまな分野に精通しているTCBの看板ドクター。
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