コムデザインラボは7月21日、愛知県大府市の「橘萄園(きっとうえん)」のリニューアルを発表した。園での直売期間は、8月2日〜9月下旬頃。

  • 「橘萄園」(外観イメージ)

「橘萄園」は、創業50年以上の歴史ある葡萄園。3代目が全4,500坪の果樹園を受け継ぎつつ、新たな製法、新たな品種に挑んでいる。

今夏、農家が運営する直売所という雰囲気・ライブ感を楽しんでもらう事をコンセプトに"楽しむ直売所"として、新築リニューアルとなった。

  • (内観イメージ)

園内では、毎日採れたてのぶどうをその場で量り売りする。時期によって収穫されるぶどうの品種は様々であるほか、採れた果物から製造したプレミアムジュース、ジャムなどの加工品も販売。直売所ならではのライブ感を楽しめる空間を提供する。

直売所の一角には、ジューススタンド「KITTOHEN STAND」を併設。ジューススタンドで味わえる「sonomama budou juice」は、ぶどうを皮ごと使用したコールドプレスジュースが楽しめる。

  • 「KITTOHEN STAND」オープン

提供するのは、「そのまま巨峰ジュース」(600円)や「日替わりそのままぶどうジュース」(700円)。使用するぶどう(巨峰)には、同県の農家からの出荷のタイミングが合わなかった物も取り入れ、フードロス削減にも努めている。

  • ドリンク一例

取り扱うぶどうの種類の中でも、8月中旬に販売開始を予定している「アリサ」は、栽培には高度な技術が必要なため、認められた栽培家しか育て上げる事がでないという希少種とのこと。皮ごと食べられる、種なしぶどうとなっている。

  • ぶどうの種類

また、今年の新品種として、マスカ・サーティーン、ヌーベルローズ、マスカットノワールを販売予定。

同社では、橘萄園のブランディング、プロジェクト、店舗デザインなどを担当。ロゴもぶどうをモチーフに「レア(希少)な品種」をイメージしたデザインに一新し、化粧箱、紙袋、リーフレットなどのツール類も、新たなロゴを反映したものとなった。