HiHi Jets/ジャニーズJr.の高橋優斗が14日、フジテレビ系ドラマ『純愛ディソナンス』(14日スタート、毎週木曜22:00~)の取材に応じ、共演する中島裕翔や自身の役づくりについて語った。
中島演じる新任音楽教師・正樹と、吉川愛演じる生徒・冴との禁断の関係を描いていく“純愛×ドロドロ”の同ドラマ。高橋は、幼なじみの冴に長年思いを寄せ続ける一途な男で、正樹を目の敵にする朝比慎太郎役で登場する。
ジャニーズ事務所の先輩である中島について、高橋は「めちゃめちゃ優しいですね。本人いわく先輩風を吹かせるのが好きじゃないみたいなんですけど、俺が後輩風を一方的にめちゃめちゃ吹かせて、結果的に先輩風吹いてるみたいになっちゃってるんですけど(笑)、こんなに受け入れてくれる先輩なんだなというのがすごくありがたいです。ちょっとヤンチャに『お先失礼っす! あざした!』みたいなことをやってると、『何だよお前~』って面白がってくださってくれる感じがします」と、優しく返してくれるのだそう。
また、「個人的に、お世辞とかじゃなくて、本当にジャニーズの中で演技の面で第一線の方だと本心で思っているんです。そんな方に間近で学ばせていただきながらという思いもあるんですけど、一緒にやらせていただくことをすごく光栄だなと思いながらやってます。まあ、本人の前では『へっ、何すか?』とか言ってるんですけど(笑)。もちろん自分にできることを最大限やって、裏テーマとしては“盗みまくる”というのも思いながらなので、すごく充実した毎日を過ごさせていただいています」とリスペクトの思いを語った。
具体的に、そのすごさについて聞かれると、「正樹には二面性があって、実はちょっと悪い顔をしてるみたいなことがあるんです。現場では全く気づかなかったんですけど、完成した1話を見させてもらったら、『うわ…こういうことやってるんだ』と思いました」とのこと。
さらに、「普段お世話になっているプロデューサーさんが『中島裕翔のすごいところは、切り返しのスピードだ』って言ってたんです。でも、スピード感だけ大事にやってると感情が疎かになるし、そこのせめぎ合いが難しいので、お食事に行かせてもらったときにどうすればいいのか相談したら、アドバイスをすごくしてくださって。自分がまだそこに到達できているかは分からないですけど、確実に新しい感覚が1個プラスされたかなと思います」と糧になったようだ。
そんな高橋が、演じる上で大事にしているのは、「役として成立していること」。今回のケースでは、「慎太郎になるために何が必要なのか、表には分からない学生時代があったり、どこで生まれて、どんな家族がいて、どこで誰と会って…というのを書き出して、そこから生まれてくるのはなんだろうなと考えるんです。そこである程度、慎太郎を自分の中で作ってしまって、『それは慎太郎とは違くない?』と言われようが、『皆さん分かってないですね。これが慎太郎ですよ』というところまで持ってくるんですよ。そうするとカメラの前で自信を持って演技できるんです」と、役づくりをとことん突き詰めるのだという。
それは、最初に出演したドラマで、「もうどうすればいいのか分からなすぎて、(精神的に)ボッコボコにされたんですよ。それはたぶん自信がなくて、手もどう動かしていいのか分からないくらいだったからなんです」という苦い経験があったから。今のように役づくりをするようになって、「『違うよね』と言われることが、まずなくなったんです。だから、それくらいまで自信を持っていくというのが、準備として大事なのかなと思っています」と明かした。
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