フジテレビの無料見逃し配信の6月の月間再生数が5,370万再生となり、民放横並び1位を獲得した。今年3月から月間再生数の横並び1位を続けており、これで4カ月連続となる。
同局では4月以降、無料見逃し配信での配信数を大きく伸ばしているが、今年に入ってから一段の飛躍を見せている。この無料見逃し配信の好調をけん引しているのが、ゴールデン・プライム帯の連続ドラマ。1月クールでは、菅田将暉主演の月9『ミステリと言う勿れ』が無料見逃し配信で累計約4,200万以上となる再生数を記録し、民放歴代最高記録を大幅に塗り替えた。
4月クールでは、月9『元彼の遺言状』、木曜劇場『やんごとなき一族』、新設の水10『ナンバMG5』という3作の無料見逃し配信がいずれも好調。4月クールの民放全局における累計再生数では、『元彼の遺言状』が全番組中1位となったほか、『やんごとなき一族』が2位、『ナンバMG5』が4位となり、フジテレビドラマ3作が累計再生数の上位に軒並みランクインする結果となった。
特に、6月の月間再生数では『ナンバMG5』が民放全番組中1位を獲得。間宮祥太朗演じるヤンキー一家の次男・剛が“脱ヤンキー”に奮闘する青春群像劇で、神尾楓珠、森本慎太郎(SixTONES)演じる仲間たちとの友情、森川葵演じるヒロインとのほのかな恋を描いたストーリーが話題を呼び、SNSなどネット上でも盛り上がりを見せた。
なお、6月は月間UB(ユニークブラウザー)数では890万UBを獲得して、こちらも民放横並び1位。また、4月クールにおいても、再生数・UB数ともに民放横並び1位となった。四半期での再生数・UB数で1位を獲得するのは、同局としては初めて。
6月に就任した港浩一社長は、定例会見で「積極視聴の傾向が強い見逃し配信で再生数が伸びるのは、それだけコンテンツとして高く評価されたということで喜ばしい傾向だと思っている」と話している。
再生数は、TVer、FOD、GYAO!の合計値。ビデオリサーチ調べ。
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