SBペイメントサービスは7月6日、「ECサイトで物品・デジタルコンテンツを購入する際の決済手段に関する調査」の結果を発表した。調査は2月14~21日、1年以内に物販サイトで何らかの商品を購入した10~80代の男女2,528名、および1年以内にデジタルコンテンツを購入した10~80代の男女2,253名を対象にインターネットで行われた。
ECサイトで物品もしくはデジタルコンテンツを購入する際、よく利用する決済手段について尋ねたところ、男女ともに1位「クレジットカード決済」(60%以上)、2位「PayPay(オンライン決済)」(約20%)という結果に。
過去2回(2018年度、2020年度)の調査結果と比較すると、物品とデジタルコンテンツどちらの購入時においても、「クレジットカード決済」を選択する割合が年々減少しており、「PayPay(オンライン決済)」の割合が20%を超えて躍進。さらに、「楽天ペイ(オンライン決済)」の割合も10%を越え年々伸びており、オンラインでもリアルでも利用できるQRコード決済の人気が高まっていることが明らかに。一方、「コンビニ決済」「代金引換」など、対面で支払う必要がある決済手段は、コロナ禍で減少傾向となっている。
次に、ECサイトで物品もしくはデジタルコンテンツを購入する際、よく利用する決済手段がない場合どうするか尋ねたところ、およそ6割が、そのECサイトでは購入せず離脱する傾向にあることが明らかに。2018年度から引き続き同様の傾向が見られているため、決済手段の導入はECサイト運営における一つの重要な要素であると言える結果となった。
2020年と比べて2021年の1年間でECサイトでの購入頻度に変化はあったか尋ねたところ、物販サイトでは10代男女の50%以上が「増えた」と回答し、他年代でも25%以上が「増えた」と回答。
デジタルコンテンツサイトでも、全年代を通して「増えた」割合が「減った」割合の2.4倍以上となっており、特に20代女性は、全年代の中で最もデジタルコンテンツを購入する頻度が増えたよう。2021年も引き続きコロナ禍での外出自粛などの影響で、巣ごもり需要や新たな生活様式でさらにオンラインショッピングを利用する人が増えたと考えられる。