6日にデビューを迎えるABCテレビ新人アナウンサーの福戸あや、平野康太郎が4日、大阪市の同局内で行われた取材会に出席した。

  • ABC新人アナウンサーの福戸あや(左)、平野康太郎

両アナは6日の「おはよう朝日です」(月〜金5:00〜)、ABCラジオの「おはようパーソナリティ小縣裕介です」(月〜木6:30〜)に出演。視聴者へのお披露目を終えた後、ABCラジオニュースにて、アナウンサーとして初めて1人で電波に声をのせる“初鳴き”に臨む。

兵庫県出身の福戸アナは「学生時代は(甲子園球場に)徹夜で並びに行くほどの高校野球のファン」で、高校3年の時には県立小野高校の放送部員として第99回全国高校野球の開会式で司会を担当した経験もある。それだけに「高校野球と縁の深いABCでアナウンサーとしてデビューを迎えられることが夢のよう」と笑顔を見せ、「憧れの先輩」という同局のヒロド歩美アナと「いつか一緒に高校野球のお仕事ができたら」と目標を明かした。

また、自信のアピールポイントに「初めての人と仲良くなれるところ」を挙げ、「小学生のころから、街でパトカーを見かけたら、必ず敬礼して挨拶することを自分のルールに決めていた」とユニークな体験談を披露。「警察官の方がいつも敬礼で返してくれるのがうれしくて」続けていたある日、敬礼に気づいて停車してくれたパトカーの警察官と仲良くなり、「少しだけ市内を一緒にパトロール」したことがあるという。しかし、そのエピソードよりもいきなり飛び出した独自の“敬礼ルール”に驚く報道陣の空気を察したのか、「最近はあんまり(敬礼は)やってません」と慌てて釈明し、会場を笑いの渦に巻き込んだ。

一方大阪府出身の平野アナは、中学、高校、大学と陸上競技の駅伝に打ち込んだ体育会系男子。箱根駅伝には法政大チームの給水係として参加し、「仲間のために『行ってこい!』と声をかけながら、一生懸命に走ったことが自分の宝物」だと語る。「アナウンサーとしても“人のために汗をかく”ことを大切にしたい」と抱負を語り、「いつか高校野球の決勝戦の実況ができるようなアナウンサーになれたら」と意気込んだ。

さらに会見では、体育会系ならではの勇ましい特技も。高校時代に学校行事で練習を積んだという“エッサッサ”で、「やらせてもらいます!」と立ち上がった平野アナは「エーーーーッサッサ!」と渾身の力を込めて熱演。会見を大いに盛り上げていた。

福戸アナと平野アナはレギュラー番組も決定。21日より平野アナが『おはよう朝日です』の木・金曜日の芸能コーナーとサブアナウンサーを担当するほか、24日からスタートする『甲子園への道』では、福戸アナが先輩の東留伽アナとダブルキャスターを、平野アナがローカルゾーンのリポーターを務める。