誠文堂新光社は7月5日、書籍『あそべる! 通じ合う! てづくりAIロボット』を発売する。著者は山梨大学大学院総合研究部准教授の牧野浩二氏、ロボットエンジニアの和田義久氏、山梨大学大学院総合研究部教授の西崎博光氏、NHKエンタープライズプロデューサーの吉田拓史氏、ユカイ工学。価格は2,200円。

自分の力でロボットを作り上げる

  • 『あそべる! 通じ合う! てづくりAIロボット』表紙

本書は、小学生が自分の力でロボットを作り上げて、AI(人工知能)を使ったプログラミングでロボットを動かすことができるロボットプログラミングの入門書。手軽なキットで、初めてでも作りやすく、親しみやすい2種類のロボットを作成できる。ロボットができあがると、初心者でも使いやすいビジュアルプログラミング環境を使って、AIで動くロボットにしていく。

2種類のロボットは、「画像認識」「音声認識」「ポーズ認識」のAIプログラムと組み合わせることで、自分と通じ合っているようなコミュニケーションロボットになる。例えば、笑いかけたら喜ぶ、名前を呼んだらそばに寄ってくる、手を上げたら真似をするといったことが可能になる。少し工夫をすれば、誰かの顔を見たらドキドキするといったことも行えるようになり、一緒にいて楽しいロボットを作ることができるという。

ロボット工作キット「ユカイな生きものロボットキット」と、プログラミングや無線操縦ができるモジュール「ココロキット」「ココロキット+」を使ってロボットを作成。紙工作を応用すれば、オリジナルロボットも簡単に作ることができる。

ロボットを動かすプログラムは、スクラッチを応用した初心者でも作りやすいビジュアルプログラミング環境で、AIプログラムは「Teachable Machine」で作成する。約15種類のプログラムを紹介しており、ロボットが動くしくみからAIのしくみまで、作りながら学んでいくことが可能という。