映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』(5月20日公開)の特別ダイジェスト映像が21日に公開された。
同作は2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載された人気漫画の実写化作。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯して挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田涼介)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリック(水石亜飛夢)の物語を描く。
今回、24日に公開される映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』に合わせ、『復讐者スカー』の特別ダイジェストを公開。映像には、ストーリーの核となるエドとアルの前に立ちはだかる国家錬金術師に復讐心を抱く “傷の男”スカー(新田真剣佑)との壮絶なバトルシーンや、スカーの復讐の裏に隠された真実、そして『最後の錬成』へと続く前作から登場している嫉妬のホムンクルス・エンヴィー(本郷奏多)が巨大化するシーンなどが収められている。
国家錬金術師に復讐心を抱くスカーだが、 “イシュヴァール殲滅戦”によって国家錬金術師に敬愛する兄と故郷のすべてを奪われた内乱の被害者でもあった。そんなスカーと、エルリック兄弟の幼なじみであるウィンリィ(本田翼)には因縁があったことが判明。戦地でイシュヴァール人を治療し続けていたウィンリィの両親が、スカーによって殺されたことが明らかに。そんな中、負傷したスカーと対峙したウィンリィは、亡き両親の仇を討つためにスカーを殺めようとするが、両親と同様にスカーの傷の手当てをし、スカーは全てのアメストリス人が悪いわけではないと改心し、エルリック兄弟たちを守ろうとする。『復讐者スカー』の終盤に描かれる、エンヴィーが巨大化し、エドとリン・ヤオ(渡邊圭祐)の前に立ちはだかる衝撃のシーンも収められた。
さらに『復讐者スカー』の撮影の裏側を捉えた貴重なオフショットも解禁。山田と本郷が『復讐者スカー』のラストシーンの撮影の臨む前の打ち合わせを捉えたもので、グリーンバックの中で撮影に臨むキャスト陣の演技、撮影された映像の完成度の高さにも注目となっている。
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