ワークスモバイルジャパンは6月16日、「第2回 昭和的働き方に関する意識調査」の結果を発表した。調査は4月6日~8日、全国の企業に勤める20〜50代の会社員678名(男性461名、女性217名)を対象にインターネットで行われた。

  • 昭和的なイメージの働き方

    昭和的なイメージの働き方

調査によると、勤めている会社や働き方について「昭和的」と評価した人は39.4%と、2018年調査と比べ、15.3%減少。どんな働き方が「昭和的」だと思うかを聞いたところ、「休暇が取りづらい(有給、病欠、産休、介護など)」(50.3%)が最も多く、次いで「働く時間が長い」(45.1%)、「会社の飲み会には参加が必須」(40.7%)という結果に。

さらに、2018年調査と比較し、昭和的なイメージの働き方として回答率が高まった項目を調べてみたところ、1位「FAXが多い」(2022年調査32.2%、2018年調査比+10.7%)、2位「社内の飲み会が多い」(同39.1%、+7.0%)、3位「電話が多い」(同29.4%、+6.2%)となった。

  • イマドキなイメージの働き方

    イマドキなイメージの働き方

一方、イマドキなイメージの働き方としては、1位「休暇が取りやすい」(47.6%)、2位「働く場所がフレキシブルに変えられる」(46.0%)、3位「仕事が終わればすぐに帰ってもよい雰囲気がある」(38.9%)という結果に。

また、2018年調査と比較し、イマドキなイメージの働き方として回答率が高まった項目としては、「働く場所がフレキシブルに変えられる(テレワーク、リモートワークなど)」(2022年調査46.0%、2018年調査比+9.8%)、「電話が少ない」(同19.2%、+7.7%)、「朝礼がない」(同25.4%、+6.0%)が上位となった。

  • 「昭和的な働き方」の良い点

    「昭和的な働き方」の良い点

続いて、「昭和的な働き方」の良い点を聞いたところ、「年功序列で昇進・昇給できる」((37.8%)、「残業代が稼ぎやすい」(30.5%)、「会社以外に仕事を持ち帰らない」(28.0%)が上位に。悪い点としては、「慢性的に残業がある」(48.5%)が最も多く、次いで「IT利活用が進んでいない」(48.1%)、「業務の進め方が非効率的」(43.5%)と続いた。

  • 「イマドキな働き方」の良い点

    「イマドキな働き方」の良い点

一方、「イマドキな働き方」の良い点は、「リモートワーク、テレワークができる」(56.5%)が最も多く、2018年調査と比べて25.2%も増加している。次いで、「IT利活用が進んでいる」(48.5%)、「仕事が終わればすぐに帰る雰囲気がある」(47.1%)など。悪い点については、「対面でのコミュニケーションが少ない」(37.0%)が最も多く、次いで「社内の人間関係が希薄」(34.5%)、「成果が出なければ昇進、昇給できない」(28.3%)と続いた。