「クレーマー」「カスハラ」なんて言葉を耳にすることが多い昨今。どの業界でも、理不尽なクレームを受けることはあるようです。

元花屋さんだったというキチジローさん(@kichijiroo)が、Instagramで「花屋の一番衝撃的なクレーム」を募集したところ……驚きのクレーム談が集まりました。

フォロワーさんから提供して頂いた花屋の1番衝撃的クレームです!
(@kichijirooより引用)

今回集まった「花屋の一番衝撃的なクレーム」は、全部で7つ。

1.制作時間30秒オーバー
2.他店の花へのクレーム
3.紫好きな人に、”おまかせ”と言われ紫色の花束を作ったら色にクレーム
4.母の日に届けたら『花なんていらない』と言われた
5.嫁からの花束を受け取り拒否
6.発送したアレンジの箱に「靴と本が入っていた」と言われた。あり得ない。
7.オーダー通り作り一緒に確認したのに、帰宅後に色へのクレーム

どれも「嘘でしょ!?」「そんな理不尽な!」とツッコみたくなるようなエピソードばかりですね。こんなこと言ってくる人がいるなんて、ビックリです! “おまかせ”で頼んでおきながらクレームつけるなんて、もってのほか。それに、「花なんていらない」発言は花屋さんとしてはとても悲しいでしょうし、受取拒否するなら、文句は注文した人に言ってほしいですよね。

投稿者のキチジローさんに、花屋さんだったころのお話をうかがいました。

投稿者さんに聞いてみた

―― キチジローさんは元花屋ということですが、キチジローさんが体験された「衝撃的なクレーム」について教えていただけますでしょうか。

私はありがたい事にお客様に恵まれていたのか、この投稿にあるような衝撃的なクレームを体験したことがありません。ただ、アンティークな色調の花を「腐っているから交換して」と言われることがよくありました。色鮮やかなお花の方が好まれるんだなあと思います。

―― 反対に、花屋としてのやりがいや楽しさを感じるのはどんな時でしたか?

四季を感じられるのが一番の醍醐味です。花屋になってから、季節ごとの外の香りや花々にすごく敏感になりました。また、四季によって束ねられるお花が変わるので、それも楽しみの一つです。「全く同じ花束」を作ることが二度と出来ないので、花の世界はすべてが一期一会だなあと感じます。

―― 最後に、キチジローさんが一番お好きな花を教えてください。

アジサイやクチナシ、シャクヤクなどが好きです。一番はなかなか決められません!

今の時期のお花は瑞々しくてとても綺麗です。じめじめした雨が続きますが、個人的には好きなお花が出回りやすい季節なので、ぜひお花屋さんに行ってみてください!


花がそこにあるだけで、気持ちが落ち着いたり、和んだり、前向きになれたりします。みなさんも、庭やベランダで育てたり、窓辺やテーブルに飾ったり、花のある暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか。

なお、キチジローさんは、ブログ『キチジローの花のおブログ』でも”花屋あるある”を中心とした漫画を投稿されています。そちらの方も、ぜひ、チェックしてみてくださいね。