一般社団法人日本リカバリー協会は6月14日、「ココロの体力測定 2021」の調査結果を発表した。調査は2021年11月15日〜12月20日、男女1,248人を対象に実施したもの。

  • 首筋・肩がこる頻度

まず、首筋・肩がこる頻度について聞いたところ、「ときどきあった」「しばしばあった」「ほとんどいつもあった」の合計が、全体では72.5%であった。男性は67.0%、女性は78.1%。年代別では、30代〜40代が75.3%と最も多く、次いで20代が73.5%、50代が73.3%、60代が65.9%となっている。

  • 首筋・肩がこる頻度(年代別)

2017年〜2021年と比較すると、2017年は69.8%と7割を切っているものの2018年からは70.2%となり、新型コロナウイルス発生年代の2019年には72.4%と急増。2020年には71.2%、2021には72.5%となっている。

  • 首筋・肩がこる頻度(2017〜21年比較)

都道府県別でランキング化してみたところ、1位「岩手県」(75.7%)、2位「奈良県」(74.7%)、3位「福島県」(74.3%)という結果に。一方で、首筋・肩がこる頻度が最も低いのは「茨城県」で69.2%。次いで「沖縄県」(69.5%)、「新潟県」(69.9%)となっている。

首筋・肩がこる疲労度合を「元気な人」「疲れている人」「慢性的に疲れている人」別で比較すると、「慢性的に疲れている人」で首筋・肩がこる症状を感じている人は83.7%であった。うち、「ほとんどいつもある」人は26.0%。一方で、「元気な人」では半数の51.3%という結果になっている。

生活の中での座位時間(通勤時間・デスクワーク・食事時など)別で見てみると、首筋・肩がこる症状について自覚がある人は「7時間以上9時間未満」を皮切りに感じてない人に比べて1.33倍となり、「9時間以上」では1.54倍と以降増加した。

  • 首筋・肩がこる頻度(全国、20〜69歳、生活時間1)

生活の中でのスマホ・携帯電話使用時間(情報検索・記事・SNS・動画閲覧など情報閲覧)別では、「1時間以上2時間未満」では1.01倍。以降使用し続けるごとに倍率が上がっていく事が分かった。

  • 首筋・肩がこる頻度(全国、20〜69歳、生活時間2)

生活の中でのゲーム時間(スマホ、携帯ゲーム機、据え置き機器)では、30分以下から多くなる傾向に。

  • 首筋・肩がこる頻度(全国、20〜69歳、生活時間3)