TVアニメ化&実写映画化が発表されているオジロマコトの『君は放課後インソムニア』だが、TVアニメの放送が2023年に決定。キービジュアル&PV、キャスト、スタッフ情報が公開された。
本作は、石川県七尾市を舞台に、不眠に悩む男子高生・中見丸太と、同じ悩みを抱える女子高生・曲伊咲を描く青春ストーリー。「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)にて連載中で、6月10日には単行本の最新9集が刊行される。
そんな甘酸っぱい青春ストーリーの一端が垣間見える、第1弾キービジュアル&第1弾PV。第1弾キービジュアルには、美しい星空が広がる七尾の街を歩く、丸太と伊咲が描かれている。
そして、第1弾PVでは、丸太と伊咲が通う高校の風景がふんだんに使用され、2人の「秘密基地」となる天文台での印象的なシーンも盛り込まれている。林ゆうきが手掛ける劇伴が作品の世界観をより豊かに表現している。
●TVアニメ『君は放課後インソムニア』第1弾PV
PV内で丸太と伊咲のキャスト、キャラクターボイスも初公開。丸太役を佐藤元、伊咲役を田村好が担当する。
本作のメインスタッフは、今回が初監督となる池田ユウキのほか、シリーズ構成・脚本を池田臨太郎、キャラクターデザインを福田裕樹、音楽を林ゆうき、アニメーション制作をライデンフィルムが担当する。
◎原作者:オジロマコトのコメント
自身初めてのアニメ化で慣れないことばかりですが、作品で大切にしていることを脚本に全部取り入れて下さり、制作陣の原作愛の強さに日々驚かされています。
ガンタ役の佐藤元さん、イサキ役の田村好さんのお二人とも、執筆中に頭の中で鳴っていた声がそのまま再現されたようにピッタリでした。作品の舞台にしている石川県・七尾市をはじめ能登の美しい風景がカラーで見られるのも見どころですね。池田監督をはじめ若くフレッシュなスタッフの皆さんが描く爽やかな空気感が今から楽しみです。
◎中見丸太役:佐藤元のコメント
元々読んでいた作品であり、とくに伊咲の一言一言に救われていたところがあったので、オーディションに受かったときは、ひとしきり喜んだ後、すぐにマネージャーに「伊咲は!?伊咲はどなたですか!?」と自分のことより伊咲役がどなたかを聞いてしまいました(笑)
眠れないというのは僕自身何度も経験があり、読んでいる時はそのときの孤独感や焦燥感を暖かく包み込んで、優しく背中をさすってくれるような作品だなという印象でした。
お芝居に関しては、とにかく究極的に自然体に演じることを目標にしてより丸太になることを意識しています。
超がつくほどの純愛を感じることができるので、どの年齢層の方でも色々なことを共感しながら楽しんでいただけると思います。
◎曲伊咲役:田村好のコメント
曲伊咲役を演じさせていただきます。田村好と申します。
私が初めてオーディションで決まったのが『君は放課後インソムニア』のヒロイン、曲伊咲ちゃんでした。何もかもが初めてづくしで嬉しいを通り越して大パニックでした。
眠れなくて不安で、でも貴方は一人じゃないよと言ってくれているようで、読み終わると必ず泣いてしまうんです。
オジロマコト先生の描く繊細で純朴な世界観が尊くて、一気に最新刊まで読み進めてしまいました。丸太の不器用なんだけど真っ直ぐなところ、伊咲の明るくて、でもどこか憂いを帯びた様な立ち居振る舞い。言葉がなくても空気感や視線、どのシーンを選んでも心がギュッと掴まれて甘酸っぱいという言葉だけでは足りないんです。
たくさんの方に支えて頂きながら、全身全霊で曲伊咲を生き抜きます。よろしくお願い致します。
そのほか、2大コラボレーションも決定。1つは、作品の舞台である、石川県七尾市で行われる「第81回七尾港まつり」とのコラボで、2022年7月17日(日)に行われる港まつりに向けて、描き下ろしのコラボビジュアルを使用したポスターの掲出や、チラシの配布が予定されている。
もう1つは、『君は放課後インソムニア』×天文雑誌『星ナビ』による、星景写真コンテストの開催が決定。コンテストの応募などに関する詳細は後日発表される。
TVアニメ『君は放課後インソムニア』は、2023年の放送予定。各詳細はアニメ公式サイトにて。
(C) オジロマコト・小学館/アニメ「君ソム」製作委員会