JR東海の新型特急車両HC85系が7月1日、特急「ひだ」で営業運転を開始する。グリーン車1両・普通車指定席2両・普通車自由席1両の4両編成で運転され、下りの営業初列車となる「ひだ1号」はグリーン車・普通車指定席ともに完売となった。
高山本線経由の特急「ひだ」は7月1日以降、下り「ひだ1・17号」、上り「ひだ4・10号」をHC85系で運転。8月1日以降はこれら上下各2本に加え、下り「ひだ15号」、上り「ひだ2号」もHC85系で運転される。グリーン車を連結したHC85系4両編成での運転を予定しており、1号車がグリーン車指定席、2・3号車が普通車指定席、4号車が普通車自由席に。3号車に車いすスペース(移乗席なし)が設置されている。
営業運転開始の1カ月前となる6月1日からグリーン車・普通車指定席の販売がスタート。同日午後の時点で、下り「ひだ1号」(名古屋駅7時43分発・高山駅10時16分着)は名古屋~高山間においてグリーン車・普通車指定席ともに完売となっていた。
上りは「ひだ4号」(高山駅8時0分発・10時34分着)、「ひだ10号」(高山駅12時34分発・名古屋駅15時5分着)ともに、同日18時すぎの時点で高山駅から名古屋駅までのグリーン車が完売に。「ひだ4号」の普通車指定席は窓側も含めて多少の空席が見られたが、「ひだ10号」の普通車指定席は窓側の席がすべて埋まり、通路側の席のみ販売している状況だった。