スマートスキャンは5月23日、「親の健康」に関する調査の結果を発表した。調査は4月22日〜23日、要介護者認定を受けていない60歳以上の親を持つ男女1,007人を対象に実施したもの。
まず、親が要介護者となった場合のことについて考えているか聞いたところ、「考えていて、家族や親・兄弟などと具体的な話し合いをしている」が8.3%、「考えているが、まだ具体的な話し合いはしていない」が44.3%、「考えていない」が47.4%という結果となった。
親が要介護者となった場合に介護費用をどのように工面する予定か尋ねると、「まだ決めていない・わからない」が59.0%で最多となり、以下「親の預貯金などで工面する予定」(27.7%)、「自分たち家族が工面する予定」(10.6%)、「兄弟・姉妹など親族に工面してもらう予定」(2.3%)が続いた。
親がどのような健診・検診を受診しているかを把握しているかどうかについて「すべて把握している」が6.9%、「ある程度は把握している」が34.4%、「あまり把握していない」が29.0%、「まったく把握していない」が29.7%という結果に。
把握しているものについては、「一般健診(付加健診を含む)」が52.6%で最多となり、以下「健診・検診は受診していない」(32.5%)、「がん検診(胃がん、乳がん、子宮頸がんなど)」(22.2%)、「特定健診」(13.2%)、「人間ドック」(9.1%)が続いた。
親が健診・検診を受診しているという人に対し、受診の頻度について尋ねてみた。すると、「1年に1回以上」が85.0%、「2年に1回」が10.7%、「3年に1回」が2.8%、「4年に1回以下」が1.5%という結果となった。
「親は健康のために年間どれくらいの費用をかけていると思いますか?」との質問では、「5,000円未満」が22.8%で最多となり、以下「5,000円以上10,000円未満」(18.7%)、「50,000円以上」(14.3%)、「10,000円以上15,000円未満」(14.1%)、「15,000円以上20,000円未満」(7.4%)と続いた。
親の健康を考えるうえで取り組んでほしいことについて聞いてみると、「適度な運動をする」が44.5%で最多となり、次いで「規則正しい生活を送る」(42.0%)、「趣味を持つ(楽しむ)」(37.9%)、「健診の受診頻度を高める」(32.6%)、「食生活を見直す」(30.3%)、「人間ドック・脳ドックなどを定期的に受診する」(25.2%)が続いた。
最後に、「親が要介護者とならないよう、健康のためにご自身はどのような行動をしていますか?」と質問。すると、「何もしていない」が58.7%で最多となった。以下、「健診・検診の受診サポート」(19.4%)、「食生活のサポート」(14.5%)、「運動のサポート」(12.5%)、「人間ドック・脳ドックなどの受診サポート」(10.4%)、「趣味のサポート」(8.8%)」が続いた。