福井鉄道は2022年度、新型LRV車両F2000形を1編成(3両)導入すると発表した。新型車両の愛称(仮)は「FUKURAM Liner」。バリアフリー化・省エネルギー化を進めるとともに快適性を向上させ、利用者と環境に優しい車両をめざす。運行開始時期は2023年春を予定している。

  • 新型LRV車両F2000形の外観イメージ

  • F2000形の外観イメージ

  • F2000形の車内イメージ

新型車両のおもな特徴として、従来車両(880形など)にある出入口ステップをなくして乗降りしやすくするほか、優先座席や車いすスペースも設置する。吊り革・握り棒も増やす。VVVF制御・LED照明等の採用により、従来車両(880形)と比較して30%以上の消費電力削減を図るとのこと。

定員は115人で、従来車両(880形)より1割程度増加し、朝夕ラッシュ時の混雑緩和を図る。座席はロングシートで、「FUKURAM」車両と比較して通路幅も広くなっている。なお、車両の特徴は計画段階であり、今後変更となる場合がある。