アウトドアの新たな楽しみ方として、すっかり定着したグランピング。バリエーションが広がっただけに、「普通のグランピングじゃ物足りない!」と感じている人も多いのではないでしょうか?

  • 「グランピングハンズパオ河口湖」

2021年11月オープンの「グランピングハンズパオ河口湖」は、まさにそんな人にぴったりの施設です。標高900mの森に囲まれたその場所は、1日中遊べるくつろぎ空間。森を探検するようなワクワク感を味わい、森林の中でリラックス……。さらに、マイナスイオンあふれる森の中のテントサウナを貸切で楽しめます。

自分で薪を拾いに行って、頑張って火をつけて。童心へ帰れるキャンプススタイルのBBQは、大切な人たちとの距離をググッと近づけてくれるはず!

■都心から近い! 富士河口湖に生まれた緑の楽園

  • 山を開拓して作られた「パオ」は、森の中の小さな村のような空間

東京から車で約1時間30分。中央自動車道「河口湖IC」から約10分という、都心から気軽に行ける場所に「グランピングハンズパオ河口湖」はあります。

こちらの施設は、ヴィラタイプの本館「グランピングハンズ河口湖」の姉妹館。「パオ」と名付けられたドーム型テントのグランピングで、2021年11月にオープンしました。

「パオ」は本館よりもさらに奥まった場所にあり、都心から近いのにゆったり自然を満喫できるのが嬉しいポイント。清々しい森の空気、満点の星空、鳥たちの声……。日々の忙しさで忘れていた自然の美しさや贅沢な時間を肌で感じられます。

  • 水回りやアウトドアスペースも専用で完備

ドーム型テントの数は全部で15個。最大4名まで利用可能です。1棟貸しのスタイルなので、利用人数が多い分だけ料金もリーズナブルに。ファミリーや友達みんなでリフレッシュするのにもってこいです。

さらに各テントには、トイレやアウトドアスペースを専用で完備。ベテランキャンパーからグランピング初心者まで、すべての人を満足させてくれる仕様になっています。

各プライベートスペースには、素敵ポイントがたくさん! 次から詳しくご紹介しましょう。

  • クイーンサイズのベッドが2つ横に並ぶ4名用のテント

まずは、気になるテントの中へ。おしゃれなインテリアが彩るテントは、側面の一部が透明になっていて、外の景色を悠々と眺められます。

そして足元には、遠い異国の地・ペルシャで手織りされた絨毯「ギャベ」が敷かれ、ふわふわもこもこの毛皮がベッドの上にのっています。この異国情緒あふれる雰囲気も素敵なのですが、何より驚いたのが、標高900mの高所でも室内がぽかぽかだったこと!

標高の高いグランピングだと、冬場は暖房をつけてもなかなか室内が暖まらないことがありますよね。しかし、こちらのテントは、オイルヒーター&石油ファンヒーターをダブルで用意しているため、テントのすみずみまで暖かい空気が広がります。

  • 富士山の溶岩がスタイリッシュな空間のアクセントに

テントのすぐ横にあるのは、トイレ・シャワー・パウダールームを完備した建物が。扉を開けると、「あれ、ここって高級ホテルだっけ?」そんな錯覚を起こさせるほど、上品で洗練された雰囲気です。

  • 海外製バーベキューグリルを完備

せっかくグランピングに来たのなら、雨の日でもBBQがしたいですよね。アウトドアスペースには、大きめのタープがついているので、雨の日でもへっちゃら! ポツポツ……という雨音さえも、リゾート気分を高めてくれます。

■大自然に包まれる貸切サウナを満喫

  • テントサウナは前日までの事前予約制

世はまさに、“サ道"を極める人が増え続ける、一大サウナブーム。アウトドアフィールドでも、サウナを取り入れているところはたくさんありますが、ここのサウナは森と一つになれるのが魅力。空が広い、空気がおいしい、木漏れ日がキラキラ眩しい! 手つかずの大自然が残るこの場所でデトックスができるなんて、最高だと思いませんか?

しかも嬉しいことに、サウナは貸切利用が基本。他の人を気にせず、仲間だけでリラックスできます。利用料金は、人数に限らず2時間8,800円(4人なら、1人あたり2,200円)。着替えを忘れた人は、バスローブを550円で借りられます。

  • アロマ水のロウリュウで芯からリラックス

使用するサウナは、熱いのが特徴の海外製「MORZH(モルジュ)」。3層構造になっていて、熱をガシッととらえて逃がさない構造になっています。聞けば、テントサウナにもかかわらず、室温は熱いときで100℃を超えるのだとか!

ということで、筆者も“サ活"にチャレンジしてきました。場所によっては、自分で薪ストーブを焚いてテント内を高温にする必要がありますが、ここはすべてスタッフが準備してくれるので楽ちんです。

バスローブに着替え、テントの中へ、いざ入室! テント内の温度は約80度。ものの数分で、毛穴から汗が吹き出します。さらにテント内の湿度を上げるため、アロマ水を柄杓でくみ、熱々のサウナストーンへ……。すると、ジュージュー、バチバチッ!! アロマ水が水蒸気になる心地よい音とともにフレッシュな香りがテント内に立ち込め、水蒸気が全身をしっとり覆います。

火照った体をクールダウンさせるべく、テントの外で外気浴。自然によりそうように体を休ませることで、五感が研ぎ澄まされ、時間の流れがゆるやかに感じられます。

多くの方が思っている「サウナ=我慢大会」のイメージとは、真逆の世界。森の音や匂いに癒やされ、ストレスがすーっと消えていきます。

  • 無料で遊べるスラックライン

ちなみに、サウナがある森には「スラックライン」もあります。スラックラインとは、わずか5cmほどの幅のベルトの上をバランス良く歩く新しいスポーツのこと。

体幹を使って一歩一歩進んで行くのですが、簡単そうに見えて、これが実に難しい! しかし難易度が高い分だけ、クリアしたい気持ちが高まり、一度試してみると結構ハマります。気になる人は、ぜひチャレンジしてみてください。