JR西日本岡山支社は17日、岡山・備後エリアに導入する新型車両の愛称名を募集すると発表した。岡山・備後エリアでは2023年度以降、直流近郊形電車227系を新型車両として順次導入する予定となっている。
岡山・備後エリアの227系は山陽本線などへ導入され、車両数は2両編成と3両編成の計101両とされている。デザインコンセプトは「豊穏の彩(ほうおんのいろどり)」。沿線を象徴する豊穏のピンク(岡山の桃 / 福山のバラ / 尾道の桜)をシンボルカラーとし、太陽の恵みや穏やかさを暖色のグラデーションで表現する。
安全装置・設備の導入で安全性を高めるほか、バリアフリートイレや車いす・ベビーカー利用者向けのスペースなど、すべての乗客に快適に使用してもらえるような車内空間も提供。スムーズに乗降できる利便性も考慮し、出入口付近のスペースを拡大する。
岡山・備後エリアへ導入予定の新型車両について、より親しみを持ってもらうことを目的に、車両愛称名の募集を行う。JR西日本岡山支社「くまなく・たびにゃん(JR岡山支社)」公式Twitterのダイレクトメッセージで応募でき、「岡山・備後エリアの豊かで穏やかなイメージ」「新型車両のイメージ」をもとにした愛称名と、由来や思いについて書いた上で送信する。
募集期間は5月17日から6月16日まで。9月以降の発表を予定しており、「応募数による決定ではなく、ご応募いただいたすべての愛称名を参考にさせていただき、コンセプトにふさわしい名前を決定します」とのこと。決定した愛称名は車体に掲出される。