「日本人はマナーや約束を律儀に守る真面目な国民である」というのは、なんとなくよく耳にするお話です。

確かに思い当たるフシはありますが、必ずしも日本人だからどうこうということでもないんじゃないかな、とも思ったり……。

しかし、現在ツイッターでは、日本人の律儀さをよ〜く表した1枚が大きな注目を集めています。
皆さんは、この写真の意味がおわかりになりますか?

いかに日本人が律儀なのかがよくわかる写真
 
ヒント:外は雨
(@TZH331029_Evaeより引用)

  • (@TZH331029_Evaeより引用)

ツイートの投稿主は「もきち(@TZH331029_Evae)」さん。階段には「のぼり」「くだり」の表記がありますが、「くだり」の方だけがなぜか濡れています。

そう、実はこれ、雨の日の地下鉄の階段。外から階段を降りてきた人が濡れた靴で「くだり」の方を歩いたことで、「くだり」の階段だけが濡れているのです。「のぼり」の方はほとんど濡れていない様子を見ると、いかに地下鉄の利用者たちがしっかりとルールを守っているかがわかります。

日本人の国民性を見事に切り取った写真はまたたく間に注目を集め、ツイート5万件のいいねを獲得(5月12日時点)。多くのコメントも寄せられました。

「確かにのぼりくだりは無意識に守ってる気がする」

「これなんかの研究のサンプルに使えそう」

「これ見ると余計守ろうって気になりますね いいツイート見た…」

「当たり前過ぎて気付かんかったわ そういうの含めて深いわ」

「なんか守らないといけないような気になるんですよねコレ…」

「流れを乱したら詰まるやん 効率考えたらルールは守ったほうがよい」

「うわ、日本人の国民性が出てる 凄いなあ....」

「これ"従ったほうが結果的に円滑になる"という刷り込みが浸透した結果だと思うけど、ほかの国だとどんな感じなんだろ」

そもそも、この階段の状況から日本人の国民性を読み取る着眼点がとても素晴らしいですよね。

もきちさんご本人に撮影当時のお話を聞いてみると、「地下鉄に入ろうとしたときに、ふと気が付きました。なんで気付いたのかは忘れてしまったのですが(笑)。気付いたときは『なかなか面白い、これはTwitterのネタになるなぁ』なんて思ってたら想像以上の反響でした」とのことでした。

普段、駅の階段で「のぼり」「くだり」をしっかり意識している人ばかりではないはずですが、もしかしたら私たちは無意識のうちにルールを守っているのかもしれませんね。国民性って、面白い!