共有名義不動産問題研究所は4月25日、「首都圏×住宅ローン」に関する調査結果を発表した。調査は4月15日、首都圏で持ち家を購入した30代~50代の男女1,017名を対象にインターネットで行われた。

  • 住宅ローンと名義

    住宅ローンと名義

調査によると、「住宅ローンを組んでいる」人は73.8%。名義の内訳としては、「単独型ローン」(78.5%)が圧倒的多数となり、次いで「連帯保証型ローン」(10.5%)、「ペアローン」(6.1%)、「連帯債務型ローン」(3.3%)と続いた。

  • 専門アドバイザーがいたら活用したいですか?

    専門アドバイザーがいたら活用したいですか?

次に、「もしもの事態(離婚など)になった際、住宅ローンの借り換えや名義変更は困難だということを知っていますか?」と質問したところ、「困難な理由まで詳しく知っている」(16.3%)、「詳しい理由は知らないが困難だと聞いている」(31.8%)、「知らなかった」(51.9%)と、半数以上が全く知らなかったことが明らかに。一方で、仮に離婚をしたとしても「現在の家に住み続けたい」という人は53.8%と半数を超えた。

そこで、「名義変更や住宅ローンの借り換えをする際に、専門アドバイザーがいたら活用したいですか?」と質問したところ、6割が「とても利用したい」(13.7%)、「ある程度利用したい」(51.8%)と回答。「どのようなアドバイスがあれば良いと思いますか?」と質問したところ、「公正証書の作成代行」(44.6%)、「夫婦間での名義変更」(24.6%)、「親族間の不動産売買」(7.8%)が上位に並んだ。