間もなくゴールデンウィークがやってくるが、未だコロナ禍。それもあって先の予定が立てづらかった人も少なくないのでは? そんな人におすすめしたいのが、「お手軽! 富士山めぐりの旅」。東京から車で約2時間で行くことができ、1泊2日、日帰りでも楽しむことができる。今回は、家族・カップルで訪れるのにぴったりのスポットなどを紹介していこう。

  • 家族やカップルでの旅行にぴったりの富士山めぐりの旅をご紹介

■「富士芝桜まつり」でエネルギーチャージ

4月16日~5月29日の期間に富士本栖湖リゾートで開催される「富士芝桜まつり」は、富士山を彩る花の祭典。広大な土地に約50万株もの芝桜が咲き誇り、そのバックには富士山を望めるという、春の絶景が広がっている。筆者が訪れた4月20日は3分咲き程度だったものの、美しくどこか力強く咲いている芝桜に不思議なパワーをもらえた気がした。

  • 「富士芝桜まつり」入園料: おとな(中学生以上)800円~1,000円※日により異なる/こども(3歳以上)250円

ちなみに今回は、「幸せの黄色い扉」や「虹色のサークルベンチ」など、複数のフォトスポットがあるので、ここだけの絵になる写真を撮るのもおすすめ。

  • 「幸せの黄色い扉」

飲食エリアでは、ソフトクリームやコッペパン、クッキーなど、キッチンカーやショップでテイクアウトもできる。開放感あふれる雰囲気の中いただくスイーツやドリンクは格別。SNS映え抜群の「抹茶チャンクッキー」(450円)は、中にしっとりとしたクリームが入っており、外はサクッと、中はしっとりした食感が楽しめる。

  • 富士山麓産のクリームチーズを使用したハンドメイドで作るクッキ「抹茶チャンクッキー」(450円)

また、今年からは「ピーターラビットイングリッシュガーデン」が4月16日よりオープン。約300種類の草木や花々が彩る、関東最大級の英国式庭園だ。

  • イギリス人ガーデンデザイナーのマーク・チャップマン氏がデザイン監修を手掛けている

庭園に加え、カフェでは「ピーターラビット」の物語をイメージしたメニューが味わえるほか、パンやスイーツなどのテイクアウト商品も豊富に取りそろえている。

  • 木のぬくもり感じる店内には、大きな窓が設えられており、たっぷりと光が注ぎ込む

  • 五感で楽しめる多彩なカフェメニュー

ショップではオリジナルグッズの購入以外にも、まるで絵本に入り込んだかのようなギャラリーコーナーも設置。物語の世界観をさまざまな形で体感することが可能だ。

  • 海外のお家のようなかわいらしい外観

  • まるで物語の中に迷い込んだ気分になれるギャラリーコーナー

■空に溶け込む絶景ブランコではしゃぐ!

美しい景色に心和んだあとは、富士本栖湖リゾートから車で約30分の場所に位置する「~河口湖~ 富士山パノラマロープウェイ」へ。山頂からの大パノラマを拝みに行く。

  • 「~河口湖~ 富士山パノラマロープウェイ」往復(大人):900円/往復(小人):450円

標高856mの「河口湖畔駅」から1075mの「富士見台駅」までロープウェイで上ることわずか3分。目の前には、河口湖の雄大な風景を見渡せる。

  • 晴れた日は河口湖と富士山の美しい景色が望める

また、標高1090m地点にある高さ約3.5mの「カチカチ山絶景ブランコ」は、まるで空に溶け込むかのような心躍る体験が可能。

  • 「絶景ブランコ」1人500円 ※悪天候・点検等によりクローズする場合あり

そんな普段感じることのない清々しい気分を堪能したあとは、山頂にある売店「たぬき茶屋」でおやつを購入! 大パノラマを眼下に心地よい春風を感じながら、たぬき団子を頬張り至福の時間を過ごす。

  • 「たぬき茶屋」では、たぬき団子(400円)のほか、軽食やドリンクが購入できる

■「FUJIYAMAタワー」で絶叫×絶景体験を

おやつを食べたあとは、車で約10~15分かけて富士急ハイランドへ移動。ここではジェットコースターではなく、あえて2021年7月にオープンした「FUJIYAMAタワー」へ。

  • 利用料金:1,000円~※時期によって異なる

実はこちらも絶景スポット! 展望台デッキから、富士山や富士急ハイランドを一望できるのだ。周囲がガラス張りになっているデッキは、開放感と同時にちょっとしたドキドキ感も味わえる。

  • 富士急ハイランドを一望できる

フォトスポットもあるので、雄大な自然をバックに記念撮影をするのも◎。

  • スカイデッキ

また富士急ハイランドとあって、ただ景色を眺めるだけではなく、絶叫アクティビティも用意されている。展望デッキから一気に滑り降りるアクティビティ「FUJIYAMAスライダー」は、2022年夏にオープン予定。また、現在は運休中だが、手すりのない吹きさらしの通路を、ハーネスを装着して周回する「FUJIYAMAウォーク」といった絶叫体験も楽しめるそう。絶叫好きはぜひ、今後の「FUJIYAMAタワー」もチェックしてほしい。

■「ハイランドリゾート ホテル&スパ」で1日の疲れを癒す

1日楽しく遊んだあとは、富士急ハイランドのオフィシャルホテル「ハイランドリゾート ホテル&スパ」で疲れを癒す。こちらではゆったりとした贅沢な客室に滞在できるほか、2022年3月に誕生したトーマスルームの2つの新客室にも注目。

  • 富士急ハイランドのオフィシャルホテル・ハイランドリゾート ホテル&スパ

1つは「ゴードン」が引く特別な客車で島をめぐる1日をコンセプトにした「ゴードンの特別客車のお部屋」。

  • 「ゴードンの特別客車のお部屋」

もう1つの「トーマスとレスキューチームのお部屋」は、空のヒーロー「ハロルド」などレスキューチームをテーマにしている。いずれの部屋にも、子どもはもちろん、大人も童心に帰ってはしゃげる仕掛けが満載!

  • 「トーマスとレスキューチームのお部屋」。部屋には謎のボタンがあり、押してみると……(このあとはぜひあなたも実際に訪れてやってみてほしい)

また、日帰りの人にはホテルに隣接する純和風天然温泉施設「ふじやま温泉」がおすすめ。温泉だけでなく、岩盤浴や整体、スパ、漫画コーナーなど老若男女リラックスできる空間が広がっているので、遊んで疲れた体を癒して帰ってほしい。

  • 「ふじやま温泉」入館料 大人(中学生以上) 平日:1,500円、土日祝:1,800円/小人(3歳以上) 平日:750円、土日祝:900円


旅行やお出掛けにぴったりのこの季節! 手軽に行ける「富士山めぐり旅」で、思う存分はしゃいで、癒されてみてはいかがだろうか。