東京都は4月21日、東京都内の事業所と事業所に勤務するパートタイマーを対象とした「パートタイマーに関する実態調査」(2021年10月1日時点)の結果を発表した。

約7割が「正社員との間に不合理な待遇差がある」と回答

  • 不合理な待遇の差があると感じる点【複数回答】(出典:東京都Webサイト)

正社員との間に何らかの不合理な待遇差があると感じているパートタイマーは69.2%。具体的には、「賞与」が49.6%と最も多く、次いで「退職金」が33.7%、「基本給」が27.4%、「手当の支給(家族手当、住宅手当等)」が20.3%、「休暇制度」が19.5%と続いた。

「業務の内容及び責任の程度が同じ正社員がいる」と答えたパートタイマーは22.6%で、うち半数超の50.8%が「賃金水準が低く、納得していない」と感じていた。

給与形態が「時間給」であると回答したパートタイマーに時間給額を聞くと、平均値は1,262円(前回1,122円)。年収は130万円以下が43.4%を占め、平均値は172.7万円(前回164.2万円)だった。

賞与の有無を問うと、「ある」が41.9%と前回より1.9ポイント減少した一方、「ない」は半数近い49.3%に。2021年の夏季賞与額は5万円未満が55.6%を占め、平均は5.97万円(前回5.23万円)だった。

パートタイマーを雇用している事業所のうち、直近5年間に正社員とパートタイマーとの間の不合理な待遇差をなくすための取組を「実施した」事業所は29.6%、「実施する予定である」は11.5%、「待遇差に関する点検を行い、不合理な待遇差がないことを確認した」は32.9%。一方、「実施していない」は23.9%となった。

事業所調査の調査期間は2021年9月~10月、対象は都内の常用雇用者30人以上の事業所、有効回答は859社。従業員調査の調査期間は2021年10月~11月、調査対象は調査対象事業所に勤務するパートタイマー、有効回答は558人。