マイナビは3月30日、「「非正規雇用に関する企業の採用状況調査(22年1~2月)」を発表した。調査は3月1~2日、従業員数10名以上の企業に所属し、自社の採用方針と非正規雇用労働者の採用方針についても把握し、直近2ケ月以内に採用活動を行った又は新規採用を行った全国の経営者・役員または会社員896人を対象にインターネットで行われた。

なお、本調査での非正規雇用は「アルバイト」「派遣社員」「契約社員」「嘱託」4つの雇用形態の総称となる。

調査結果は以下の通り。まず「2022年1~2月のアルバイトの人手不足感」を業種別に見ると、不足の割合は「飲食・宿泊」(50.7%)が最も高かった。

  • 2022年1~2月のアルバイトの人手不足感

次に「採用活動の実施率」を業種別で見ると、「飲食・宿泊」(44.8%)と最も高い結果だった。

  • 採用活動の実施率(業種別)

そして、新型コロナウイルスの影響で保育園や学校が休園・休校になった場合、「非正規雇用者に対して設けている制度」を聞いたところ、「特別有給休暇」(38.8%)、「在宅勤務」(27.1%)、「時差出勤」(25.9%)、「特別手当支給(ベビーシッター料金補助等)」(8.5%)、「子どもの預け先確保」(7.0%)、「子連れ出社」(5.8%)、「その他」(0.1%)、「特になし」(42.2%)となっている。

  • 非正規雇用者に対して設けている制度

さらに、「新型コロナウイルスの影響で保育園や学校の休園・休校を理由に非正規雇用者で休職・退職した人がいましたか」と聞いたところ、休職者が「いた」(31.2%)、退職者が「いた」(20.4%)という結果だった。

  • 新型コロナウイルスの影響で保育園や学校の休園・休校を理由に非正規雇用者で休職・退職した人がいましたか