"マグロで勝負する居酒屋"「鮪のシマハラ」を都内で3店舗運営する「鮪のシマハラ株式会社」が、3月7日に「鮪のシマハラ 大手町店」をアイルランド産天然本マグロの食べ飲み放題の店としてリニューアルオープンした。
■「鮪のシマハラ」とは
「鮪のシマハラ 大手町店」があるのは、日経ビル・JAビル・経団連会館の大小さまざまな施設より構成される大手町カンファレンスセンターの地下1階。ラーメン、中華料理、とんかつ、パスタ等さまざまな飲食店がひしめき合う一角に店を構えている。店内はシンプルなテーブルと丸椅子で昭和ノスタルジー溢れる居酒屋といった感じだ。店員さんの威勢のいい掛け声も気持ち良い。
「鮪のシマハラ」では、アイルランド産天然本マグロを使用したメニューを取り揃え、マグロ好きが集まるマグロに特化した居酒屋として、神保町本店、水道橋店、大手町店の3店舗を展開している。大手町店は多くのオフィスワーカーが利用する立地ということもあり、新型コロナウイルス感染拡大によるリモートワークの増加で苦戦を強いられ、一時休業を余儀なくされていたという
■リニューアルした豪華な内容を紹介
今回、「鮪のシマハラ 大手町店」では、アイルランド産天然本マグロをメインにとした23種類の料理の食べ放題と、50種類以上のお酒が飲み放題の店としてリニューアルオープン。
アイルランド産天然本マグロは、日本における国内流通量がごく僅かのため、食べ放題で楽しめるお店は国内で数少ないのだとか。食べ飲み放題をきっかけに、マグロの魅力をより多くの人に知ってもらい、存分に味わってもらおうという、まさに社運をかけたリニューアルだ。
システムと料金は、2時間制(L.O. 1時間45分)で1名6,600 円。食べ放題のメニューを見てみると、あまり馴染みのないオリジナルな料理も多く気になるが、まずは一番のおすすめメニュー「アイルランド産天然本マグロ盛」からいただいた。
赤身、中トロ、カマトロ、鉢の身という4種類の部位が盛り合わせとなっていて、身や脂の味の違いを感じられる一品。アイルランド沖の漁業で荒波にもまれて育ったマグロは、身が引き締まっており脂乗りが良いのが特長。
マグロの旨味がしっかりと感じられる赤身、上品な脂にうっとりさせられる中トロ、とろけるような食感のカマトロ、マグロ一匹から2本しかとれない脳天の部分・鉢の身の食感とバランスの良い脂乗りが美味しくて、贅沢な気分に。
他のメニューで店員さんにおすすめされたのが、まず「マグロ卵煮付け」。マグロの卵のホロホロした食感と味付けは、なんとなくおふくろの味という感じで、懐かしい美味しさ。
「マグロ白子天ぷら」なんていうメニューも。マグロの白子ってどんなものかと食べてみると、丁寧に下処理された白子はサクサクの衣の中でしっとりと熱が通っていてとても食べやすい。
ガッツリご飯を食べたいときには、「こぼれ鉄火巻」がおすすめ。まわりにこぼれたマグロと一緒につまめば、結構お腹が満たされるはず。
マグロ以外のメニューで気になったのが、「筋肉カリフラワー ブロッコリー」。代表取締役の島原慶将さんが筋トレに凝ったことがあったことから、「身体を鍛えている方に食べてほしい」とのことでメニューに加わったんだとか。マグロ尽くしの中でリフレッシュできる感じなので、テーブルに置いておきたい一品だ。
また、「築地吉岡屋本店のフレッシュザーサイ」は、所謂中華料理のザーサイのイメージとは違って、フレッシュな緑色のザーサイが厚くカットされていて、絶妙な塩気がお酒のお供にピッタリ。
そうそう、食べ飲み放題ということで、お酒のラインナップも注目したい。島原社長が出身地である高知県の観光特使を務めていることもあり、土佐の辛口日本酒が取り揃えられているのが特長。その中から、「土佐鶴」(本醸造 辛口)を飲んでみると、マグロの脂に辛口がとても合う。最後は可愛らしいサイズの「豆丼」でシメ。本当に美味しかった! ごちそうさまでした。
「フグを食べに行くとき、蟹を食べに行くときのように、"今日はマグロを食べようぜ!" となったときには、この店に来てください」(島原社長)。マグロと土佐の日本酒をとことん味わって元気になれば、次の日からの仕事の活力につながるはず。大手町界隈のオフィスワーカーは是非一度訪れてみてほしい。
■Information
鮪のシマハラ 大手町店
【場所】東京都千代田区大手町1丁目3-2大手町カンファレンスセンター地下1階
【営業時間】17:00~23:00(最終入店時間 20:00/フード L.O. 22:00/ドリンクL.O. 22:30)
【定休日】土日祝