ダンス&ボーカルユニット・超特急のタクヤこと草川拓弥が、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『クロステイル ~探偵教室~』(毎週土曜23:40~)の共演者の印象や撮影の感想を語った。

  • 草川拓弥=東海テレビ提供

探偵学校を舞台に心の謎に直面することで成長する探偵の卵たちを描く同作。『半沢直樹』『下町ロケット』の八津弘幸氏による原作・脚本となる。今週放送の第3話の講師には、聞き込みのプロ・正田正一(森岡豊)が登場。聞き込み話法を使った信用調査は、結果次第で対象者の人生を左右するため間違いが許されない重要な探偵スキルだ。

さらに今回は現役ホストでありながら何故か探偵学校に通う藤巻敦也の行動で、生徒の1人、都賀(遊佐亮介)の過去が明らかに。藤巻を演じる草川のコメントは以下の通り。

――藤巻と草川さん、似ている点・似ていない点は?

藤巻は「お調子者」「ポジティブ」「能天気」という設定ですが、自分自身は「落ち着いている」「クール」と言われることが多く、意外と静かなタイプかなと。誰に対しても、いきなりパーっと話しかけたりできないので、そこが藤巻とは似ていないですね! また、僕は気になったことはすぐ解決したいタイプで、隠し事をしようとしても顔に出てしまい嘘がつけない。ドラマでも、まだ誰にも話していない藤巻の“ある過去”を見ていると「そんなの耐えられない!」って思っちゃいますね。

似ている点を探すなら、普段、僕は「超特急」というグループで活動をしていて、ありがたいことに応援してくれるファンの方がいます。ホストという仕事もお店に足を運んで指名してくれる人がいて成り立っているから、近いものがあると思いました。藤巻は、家庭の事情で幼少期に苦労していて、自分を認めてくれる存在が周りにいなかったんだと思います。そんな自分を認めてもらいたい、満たされたいという心理から、ホストという仕事を選び、それが藤巻の支えになっているんじゃないかな。他にも、台本を読んでいくうちに、素直じゃなかったり、強がったりする部分は、すごく共感できましたね。

――撮影で苦労している点は?

“藤巻の過去”をどこまで出していいのか、という点です。藤巻の過去は、全8話の後半で明かされるのですが、撮影は話数の順に進むわけではないので「この時、藤巻はどういう心情なんだろう?」と毎回、頭で整理してから撮影に臨むのが僕自身大変でした。あとは“他の生徒との距離感”もすごく難しい役柄で、そこも苦労しましたね。

――鈴鹿央士さんの印象は?

央士くんとは初共演なのですが、第一印象は「年下なのに、すごく落ち着いていて大人っぽいな」と。撮影が進み、打ち解けて来ると、落ち着いている部分はベースにあるけど“きゃぴきゃぴ”している時もあって、すごく愛くるしい存在です! でも、カメラを前に本番が回った時の切り替えは「やっぱり素敵だな」と思うし、カットがかかった後、キャストのみんなに「大丈夫でした?」と聞いたりするのはすごくかわいらしいと思いますね。僕から見て央士くんは本当に匡のまんま、ですね!

――鈴鹿さんの“座長っぷり”は、いかがですか?

良い意味で“座長感”は無いですけど、それがいいと思うんですよ。央士くんの周りにお花畑が咲いているような感じで、それがみんなを温かく包み込んでくれるし、いざという時は締めてまとめてくれている。僕にとっては初共演の方ばかりの現場だったので、央士くんが座長で本当に良かったなと思っています。実は、現場では最初からキャストのみんなが「おうじ」と下の名前で呼んでいるのですが、今や僕たちの央士は“王子”でもありますから(笑)!

――現場の雰囲気は?

“生徒役みんなでワイワイ楽しんでいる現場”という印象です。「この作品が本当に初めて?」というぐらい、みんなの意気投合が早かったですし、役の距離感とは全然違って、みんなすごく仲が良いんです。都賀役の遊佐亮介さんと野木役の福山翔大さんを中心に盛り上がることが多く、野球やスポーツの話、アニメの話など色んな話をされていて、話題の豊富さに「素敵だな」と思います。例えば、一つハプニングが起きるとみんなで突っ込んで盛り上がって笑う、みたいな流れがあるのも楽しいですね。本当に居心地の良い現場だなと思っています。

―― 今 “クロステイル(接近尾行)しているもの”は?

服が好き過ぎて、パンツをオーダーメイドするようになりました(笑)! あるお店で、3~400種類の生地から好みの色や柄、カタチを選んで作ることにハマっています! 注文から受け取りまで約2ヶ月かかるんですが、その受け取り日に次のものを注文するという状況です。「同じカタチで違う生地」とか「次はちょっと細めで」とか細かな違いがあって、今はそのブランドのオーダーメイド・パンツでクローゼットをいっぱいにするのが小さな夢ですね!

――視聴者へのメッセージをお願いします!

第3話は遊佐さん演じる都賀がメインの回ですが、実は藤巻の回でもあります。藤巻の過去の“触り”が語られますし、触れられたくない過去を触られた際に出る“藤巻の素の姿”をぜひ楽しみに見て欲しいですね。また、ドラマ後半に向かって変わっていく藤巻の姿にも注目して見てください!