火山のふもとで深呼吸「母である自分とそれ以外の自分と」

11年前に長男を、8年前に長女を産んだときは会社員でした。NPO勤務を経てフリーランスになり、東京から長野に移住して次女を産みました。

雇われか自営か、子どもは1人か2人か3人か、リモートワークか通勤かなど、10年間でいろいろな<仕事×育児>のパターンを経験しましたが、この2つをどうバランスさせるか、というのは、いつまで経っても私にとって大きなテーマであり続けています。

何しろ赤ちゃんを産んだ後のぼーっとした脳みそと、ひたすら赤ちゃんの世話をするだけで明け暮れる毎日から、まったく違うモードの自分を発動させないといけないわけです。<子どもの世話をしている自分>と<働いて対価を得る自分>のあいだに隔たりがあればあるほど、その両立に悩むことも多かった気がします。