日本トレンドリサーチは4月13日、「企業の制服に関するアンケート」の調査結果を発表した。調査は3月31日〜4月9日、以前に就労していたもしくは現在就労している480人を対象にインターネットにて実施したもの。

  • 事務職・営業職の制服についてどう思うか?

まず、事務職・営業職の制服についての考えについて聞いたところ、48.8%が「男女ともに制服のほうがよい」と回答した。理由としては、「制服があった方が統一感がある」「毎日着る物に悩まなくていいので楽そう」「スーツ代がかからなくて良い」「その企業に属していることが一目で分かる」などのコメントがあがった。

  • 銀行の女子行員だけが着る制服を廃止する動きをどう思うか?

次に、銀行業界で女性行員だけが着ることになっている制服を廃止する動きに対してどのように思うか尋ねてみた。すると、45.8%が「よいと思う」と回答した。

年代別で見ると、20代以下では「よいと思う」の回答が半数を超え、「よいとは思わない」の回答は16.3%だった。「よいとは思わない」と回答した人の割合は年代が上がるほど大きくなり、70代以上では32.5%が否定的である事も分かった。

  • 銀行の女子行員だけが着る制服を廃止する動きをどう思うか?(年代別)

続いて、勤めている(勤めていた)勤務先の制服事情について聞いたところ、「制服がある」と答えたのは50.8%だった。

制服がある事によるメリットには、「私服にかけるコストが省ける」「オフとオンが切り替えやすい」「統一感がある」、デメリットには「気に入らなくても着なくてはならない」「枚数制限がある」「着替える時間やロッカーなどが必要になる」などの意見があがっている。

企業の事務職・営業職の制服について「男女ともに制服のほうがよい」「男性のみ制服のほうがよい」「女性のみ制服のほうがよい」と回答した人に、企業が制服を決める上で大事だと思うこと(着用する側として重視してほしいこと)について尋ねた。

  • 企業の制服で大事なこととは?

結果、「清潔感」が81.7%で最も多く、次いで「動きやすさ」(75.2%)、「デザイン性」(46.8%)が続いた。