パーソルキャリアは、「女性の働き方とヘルスリテラシーに関する調査 vol.2」の結果を4月12日に発表した。同調査は1月6日、20~59歳の働く女性3,200名を対象にインターネットで実施した。
仕事に満足しているか尋ねたところ、ヘルスリテラシー度によって満足している割合に大きく差が出ることがわかった。具体的には、ヘルスリテラシーが最も低いグループの「仕事に満足している」割合が37.5%であるのに対し、ヘルスリテラシーが最も高いグループの割合が62.2%で、20ポイント以上の差が出た。
ヘルスリテラシーが最も高い女性グループの「仕事における自己決定感を持つことができている」割合は39.1%、最も低いグループの同割合は19.3%だった。
「"はたらく"喜び・楽しみを感じている」と回答した女性は、ヘルスリテラシーが最も高いグループで48.0%、最も低いグループで24.4%となった。
「PMSや貧血、妊活、妊娠・出産に関する症状をはじめとする女性特有の症状がある」と答えた人も、ヘルスリテラシー度が高いほど仕事満足度、"はたらく"喜び・楽しみ、自己決定感がいずれも高いことがわかった。女性特有の症状があっても、ヘルスリテラシーを身につけることで仕事に対する満足度や、"はたらく"喜び・楽しみが高められる可能性があることが明らかになった。
個人の目標達成度についても聞くと、ヘルスリテラシー度が最も高いグループの71.1%が「自身の目標を達成している」と回答した。一方、ヘルスリテラシー度が最も低いグループの「個人の仕事において目標を達成している」割合は42.9%だった。
今回の調査では、ヘルスリテラシー度が高い女性ほど、仕事に満足している割合や自己決定感を持つことができている割合が多いことがわかった。女性が前向きに働く上でヘルスリテラシーが大きく影響していることがうかがえるという。