JR東日本は8日、福島県沖を震源とする地震(3月16日発生)により、福島~仙台間で運転を見合わせている東北新幹線に関して、復旧作業が進み、安全確保の見通しが立ったことを受けて運転再開する4月14日以降の運転計画について発表した。
東北新幹線は4月14日から全線運転再開。ただし、列車本数は通常期の8~9割程度となる。郡山~一ノ関間は徐行運転となるため、東京~仙台間で約30分、東京~盛岡間で約1時間、通常より長くかかる。最終列車の始発駅発車時刻も、最大で1時間程度早まる場合がある。「こまち」は東京~秋田間で直通運転を実施。その他、詳細なダイヤはJR東日本のサイトに掲載された時刻表で確認できる。
4月14日以降は臨時ダイヤでの運転となり、指定券は4月13日の営業開始後(「えきねっと」では5時以降)、4月14日から5月10日までに運転される列車の指定席を販売。5月11日以降の乗車分指定席券の発売に関しては改めて案内する。
「グランクラス」は通常通り営業を行うが、東北・北海道新幹線の「新幹線オフィス車両」サービスは当面中止し、再開時期については改めて発表するとのこと。東北・北海道新幹線を活用した荷物輸送サービス「はこビュン」については、荷主と調整の上、随時再開していくとしている。
なお、JR東日本は常磐線についても、4月14日から通常ダイヤで運転すると発表。現在、原ノ町~仙台間で通常より速度を落とし、臨時ダイヤによる運転を実施中だが、線路等の整備作業完了の見通しが立ったとのこと。4月14日以降、特急「ひたち」も通常ダイヤで運転される。同日に東北新幹線が全線運転再開することを受け、いわき・原ノ町~仙台間の臨時快速列車は4月13日をもって運転終了するとのこと。