機種やフレーバーのバリエーションも増え、ますます注目度が高まる加熱式タバコ。

ラインナップが豊富なのはユーザーからすれば喜ばしい限りだが、いざ購入や乗り換えを検討するとなると、どれを選べばいいのかヒジョーに悩ましいのも事実である。

ということで今回は、デザインやコスパ、フレーバーなどの観点から加熱式タバコの主要3機種をレビュー。特に、こだわり派の女性ユーザー目線で各機種のメリットを整理してお届けしたい。

「IQOS ILUMA」

  • 「glo hyper+」「Ploom X」「IQOS ILUMA」の3機種

    「glo hyper+」「Ploom X」「IQOS ILUMA」の3機種

今回ピックアップしたのは、「glo hyper+」「Ploom X」「IQOS ILUMA」の3機種。いずれも各メーカーの主力デバイスである。

まずはもっともシェア率の高い「IQOS ILUMA」から見てみよう。

  • ボックスからして煌びやかなオーラが漂う「IQOS ILUMA」

    ボックスからして煌びやかなオーラが漂う「IQOS ILUMA」

ボックスからして煌びやかなオーラが漂う「IQOS ILUMA」。希望小売価格は8,980円と、今回の3機種の中でもっとも高価である。「ぺブルベージュ」というシャンパンゴールド系のカラーリングも美しい。

  • 「ぺブルベージュ」というシャンパンゴールド系のカラーリングも美しい

    「ぺブルベージュ」というシャンパンゴールド系のカラーリングも美しい

チャージャーとホルダーが分かれているので、チャージャー込みだとなかなかの重量感にはなる。しかし、喫煙時に握るのはホルダーのみなので、その点ではかなりコンパクトな使用感で喫煙タイムを楽しめる。

  • 「テリア スティック」がIQOS ILUMAの専用タバコスティック

    「テリア スティック」がIQOS ILUMAの専用タバコスティック

こちらの「テリア スティック」がIQOS ILUMAの専用タバコスティックとなっており、種類は全部で13種類。レギュラータイプの4種類に加え、メンソールタイプが3種類、フレーバー系メンソールタイプが6種類と味のバリエーションも豊かなので、ほとんどのユーザーはこの中から好みの味を見つけられるはずだ。

「テリア メンソール」(写真左)はペパーミントをベースとした爽快感が特徴的で、比較的タバコ感はマイルド。フレーバー系メンソールタイプの「テリア トロピカル メンソール」(写真右)はその名のとおり南国のフルーツのようなトロピカルな味わいに仕上がっている。いずれもIQOSならではのキックと爽やかな味わいが楽しめるとあって、女性ユーザーの人気も高そうだ。

また、この春からは専用タバコスティックの新ブランド「センティア」の販売もスタート。こちらは全6銘柄で、テリアが1箱580円なのに対し、センティアは530円とコスパを向上。タバコの値段がどんどん値上がりする中で、これは大きなインセンティブだと言える。

「Ploom X」

  • 「Ploom X」

    「Ploom X」

続いては「Ploom X」。デバイスカラーはシルバーで、こちらも負けじと威厳のあるボックスが付属している。希望小売価格は3,980円だが、今なら期間限定価格の1,980円で購入することができる。これはアツい……!

  • デバイスも高級感に溢れ、裏側にはプルームのロゴが刻印

    デバイスも高級感に溢れ、裏側にはプルームのロゴが刻印

デバイスも高級感に溢れ、裏側にはプルームのロゴが刻印されている。

  • とても握りやすい

    とても握りやすい

実際に手にしてみるとこんな感じ。ボタンなどのディテールが削ぎ落とされており、デザインとしての美しさは3機種の中でも際立っているように見える。女性の手のひらにも収まるサイズで、流線型のアルミボディはグリップ感にも優れ、ただ美しいだけなく、とても握りやすいというメリットもある。

  • 専用スティックは現在、「メビウス」シリーズ6種類と、「キャメル」シリーズ8種類の

    専用スティックは現在、「メビウス」シリーズ6種類と、「キャメル」シリーズ8種類の

専用スティックは現在、「メビウス」シリーズ6種類と、「キャメル」シリーズ8種類の計14種類となっている。

「メビウス・メンソール・フレッシュ」(写真左)は天然メンソールならではの自然なメンソール感が特徴で、喫味とのバランスに優れている。「キャメル・メンソール・レッド」(写真右)はりんごの香りとタバコのコクがアップルパイを連想させる味わいを演出。こちらもメンソールの爽やかさと絶妙にマッチしていて、特に女性ウケはよさそうだ。

どちらも上品で香り高く、ナチュラルなフレーバーが楽しめる。それでいてIQOSやgloと比べてニオイが控えめなのも魅力で、特にキャメルシリーズは1箱500円とコスパに優れているのも嬉しい。

「glo hyper+」

  • 「glo hyper+」

    「glo hyper+」

最後は「glo hyper+」を試してみよう。デバイスの色はマットなブラックで、ボックスは前の2デバイスから一転してポップな仕上がりとなっている。公式オンラインストアでは480円という破格の低価格で販売されており、他を寄せ付けないランニングコストの低さを実現した。

  • デバイスはややぽってりとしたデザイン

    デバイスはややぽってりとしたデザイン

デバイスはややぽってりとしたデザインで、握りやすさや持ち運びやすさなどはあまり追求されていない様子がうかがえる。一方で、マットなブラックカラーはシックでスタイリッシュ。武骨なデザインが好きな人にはオススメできそうだ。

  • 「glo hyper+」の専用スティック

    「glo hyper+」の専用スティック

専用スティックは、「ネオ」シリーズが9種類、「クール×ネオ」シリーズが4種類、「ケント」シリーズが5種類、「ラッキーストライク」シリーズが2種類の計20種類。フレーバーの充実度でいえば、全3デバイスの中でもglo hyper+に軍配が上がったと言える。

「クール・エックス・ネオ マックス・メンソール」(写真左)はまさにクールらしい突き抜けるようなメンソール感と重みのあるタバコ感を楽める。「ネオ・ブリリアント・ベリー・スティック」(写真右)はブルーベリーの濃厚なアロマが特徴的で、スティックの吸口にも甘めもベリー系フレーバーが塗られているようだ。蒸気はフレッシュかつフルーティーで、キツいタバコが苦手な女性ユーザーでも美味しく味わえそうだ。

いずれも吸いごたえは高めで、「新高温モード」を使えばより豊かな喫味が楽しめる。

デバイスのデザインや本体価格、そしてスティックのバリエーションなど、それぞれ個性が分かれる加熱式タバコ。自分に合ったデバイスを選び、豊かな喫煙ライフを楽しもう!