文部科学省と厚生労働省はこのほど、「2022年3月大学等卒業予定者の就職内定状況」(2月1日現在)を発表した。調査時期は2022年2月1日、調査対象は全国の大学62校・短期大学20校・高等専門学校10校・専修学校10校(専門課程)の学生6,250人。
地域別では関東地区がトップ
大学生(学部)の就職内定率は前年同期比0.2ポイント上昇の89.7%。このうち国公立大学は同0.9ポイント低下の91.4%、私立大学は同0.6ポイント上昇の89.2%となった。
男女別にみると、男子大学生は同0.2ポイント上昇の88.3%、女子は同0.2ポイント上昇の91.4%。国公立大学では、男子は同0.1ポイント上昇の89.8%、女子は同1.9ポイント低下の93.2%。私立大学では、男子は同0.2ポイント上昇の87.8%、女子は同0.9ポイント上昇の90.8%となった。
大学の文系・理系別では、文系は同0.2ポイント上昇の89.1%、理系は同0.2ポイント上昇の92.3%となった。
地域別では、関東地区が最も高く92.5%(前年同期比1.7ポイント上昇)。以下、中部地区90.8%(同2.8ポイント上昇)、近畿地区89.5%(同0.2ポイント低下)、九州地区87.8%(同1.3ポイント上昇)、北海道・東北地区86.8%(同4.1ポイント低下)、中国・四国地区83.3%(同4.4ポイント低下)と続いた。
短期大学は同4.2ポイント上昇の86.9%。高等専門学校は同3.0ポイント低下の94.1%、専修学校は同4.9ポイント上昇の81.6%となった。
大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では同0.4ポイント上昇の89.7%。大学等に専修学校(専門課程)を含めると同0.8ポイント上昇の88.8%となった。
両省は、「大学等の就職相談員と新卒応援ハローワークの就職支援ナビゲーターとの連携による新卒者等の就職支援を行っていく」としている。