気軽にイタリアンを楽しめるファミリーレストラン・サイゼリヤから、この春「フレンチトースト」がグランドメニューとして新登場しました。

SNSではたびたびアレンジメニューに注目が集まっているサイゼリヤですが、このフレンチトーストもアレンジに向いているのだそう。そんな気になる新メニュー・フレンチトーストを実食しにサイゼリヤへ行ってきました。

素材の甘さを活かした軽食にもピッタリな素直な味わい

熱々の状態で運ばれてきた「フレンチトースト」からは、香ばしくほんのりと甘い香りが漂ってきました。鮮やかな濃い黄色にほどよくついた焦げ目、ずっしりと厚みのある「フレンチトースト」(400円)は、見ているだけで美味しそうだと伝わってきます。

  • 「フレンチトースト」(400円)

口に入れると外側はふんわり、中はプリンのようなトロッと滑らかな食感。余計な甘さがなく、素材を活かした自然な甘みが口の中に広がります。デザートとしてはもちろん、サラダと合わせて軽食としても食べられるシンプルで万能な存在です。

  • 小腹が空いた時にお腹を満たしてくれるサイズ感

サイゼリヤでは、この「フレンチトースト」にサラダやジェラートを合わせるアレンジメニューを提案しています。

サイゼ公式アレンジなら間違いなく美味しいはずですが、一体どんな味なのか、実際に試してみました。

フレンチトースト×小エビのサラダ

まずは「サラダと合わせて軽食に」とおススメしている「小エビのサラダ」(350円)と合わせて食べてみました。

  • 「小エビのサラダ」(350円)

酸味のあるサイゼリヤ特製ドレッシング「サイゼリヤドレッシング」がかかった「小エビのサラダ」と合わせると、朝食にもちょっと軽めの昼食にもピッタリな、程よいボリューム。

「フレンチトースト」が素材の味がマイルドなので、酸味の効いた「小エビのサラダ」がアクセントとなり、バランスが絶妙です。350円のサラダということで少量だと思っていたのですが、コンビニの袋サラダよりもボリューミー。

さすがコスパの高いサイゼリヤ。この2品だけで満腹感を得ることができました。

フレンチトースト×イタリアンジェラート

続いて挑戦したのは、人気のデザート「イタリアンジェラート」を熱々の「フレンチトースト」に乗せるという王道な組み合わせ。

  • 「イタリアンジェラート」(250円)

フレンチトーストに乗せるとシュワーッと溶けだします。

  • 眺めているだけで幸せな気持ちに

ジェラートを少しの間「フレンチトースト」と染み込ませてから一口食べてみると、ミルクの濃厚なコクが広がりリッチな味わいと熱々の「フレンチトースト」と冷たい「イタリアンジェラート」の温度差を楽しめます。

「フレンチトースト」単品だと甘さは控えめな印象でしたが、「イタリアンジェラート」と合わせることで、万人受けする本格的なデザートになりました。「イタリアンジェラート」はトルコアイスのように伸びるくらい混ぜると、滑らかさが増してさらに美味しくなるので、混ぜてから「フレンチトースト」に乗せるとまた違う味わいを楽しめそうです。

サイゼリヤがオススメするアレンジレシピということもあり、相性抜群な組み合わせを堪能することができました。他にも何かアレンジできるものがあるのではと思ったので、合いそうなメニューを選んで組み合わせてみました。

フレンチトースト×プロシュート(パルマ産熟成生ハム)

定番の生ハム「プロシュート(パルマ産熟成生ハム)」と店内調味料コーナーにある「グランモラビアチーズ」「ミル挽きブラックペッパー」で、クロックムッシュ風に組み合わせてみました。

  • 「プロシュート(パルマ産熟成生ハム)」(400円)

  • 自分好みにできる調味料が並ぶ店内調味料コーナー

「フレンチトースト」の上に「プロシュート(パルマ産熟成生ハム)」を乗せ、「グランモラビアチーズ」「ミル挽きブラックペッパー」を好みの量をかけて出来上がり。

  • 美味しそうな気がする……

「プロシュート(パルマ産熟成生ハム)」の塩味と濃厚な旨味が「フレンチトースト」とマッチしまろやかな味わいを楽しめます。そこに「グランモラビアチーズ」のコクと「ミル挽きブラックペッパー」の辛みがプラス。それぞれの素材の相性は抜群で、まるでクロックムッシュ。朝食で食べたら贅沢な1日が過ごせそうです。

フレンチトースト×辛味オイル

続いては店内調味料コーナーにある調味料でアレンジメニューにトライ。

サイゼリヤのグランドメニューに載っている「辛味オイル」の作り方を参考に、店内調味料コーナーにある「エクストラ・バージン・オリーブオイル」に「唐辛子フレーク」を10分ほど漬けたものと合わせてみました。

  • サイゼリヤ公式サイト グランドメニューより

グランドメニューによると、この「辛味オイル」で食べるのがイタリア流なのだとか。筆者はパンにオリーブオイルをつけて食べることが好きで、「辛味オイル」も気になったので「フレンチトースト」で試してみました。

いざ、ディップ!

「辛味オイル」は、すっきりとしたオリーブオイルの香りと旨みに唐辛子の辛味が溶け込み、味わい深さを楽しめます。ただ、素材を活かしたこの「フレンチトースト」だとなんだかものたりませんでした。塩味や酸味など、もう少し味が強いものを加えたら合いそうな予感。

「プロシュート(パルマ産熟成生ハム)」と組み合わせた時のように、これだ! という気持ちにはなれませんでしたが、自分でアレンジメニューを考えてみるのも面白いなと思いました。

サイゼリヤの「フレンチトースト」は400円と、サイゼリヤの中では少し高めな印象を受けましたが、想像を超える美味しさでした。デザートとしてだけでなく主食としても食べられる自然な甘さ、ふんわりとした中にプルッとしてトロける食感のバランスがクセになりそうです。

そのままでも、アレンジしても美味しいサイゼリヤの「フレンチトースト」で、自分好みの味わいを楽しんでみては?