お笑いコンビ・麒麟の川島明が、13日に放送されたトークバラエティ番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系/毎週日曜22:00~)にゲスト出演。相方・田村裕とのコンビ結成秘話や解散危機を明かした。

麒麟の川島明

23年前の大阪NSC時代に、コンビを結成した麒麟。VTR出演した田村によると、当時、引っ込み思案だった川島に、「コンビ組む気あるんやったら、組んだってもええで」と声をかけたそうで、川島は、「上からというか、垂直落下ぐらいの目線で(笑)。“この人はすごい人なんだ! とんでもなく自信を持ってる人なんだな”と思って」と、当時を思い出しながら苦笑い。田村に、「コントを書いてきて」と言われ、ネタづくりに励んだというが、「田村くんが全然それを覚えないというか。ビックリするくらい棒読みで。なんだ? この子は? っていうのが、半年間ずっと続いて……」と、結成当初の不満をぶっちゃけた。

また、田村は、「解散危機が2回あった」とも。「ネタ合わせで呼ばれて、ネタ帳も出てない、ペンも出てない状態で……。何にも話せんまま、7時間ぐらい重い空気だけが立ち込めてて、“今日、終わろうか”って言われたことが2回あるんですよ。僕も途中から、これはもう言われるなと思いながら」と述懐すると、川島も、「ホンマに解散って言おうって決めてました」と告白。しかし、解散の話をしようとした前夜に、田村から、「多分俺じゃあかんよな。お前の才能を活かしきれへんかもしれんから、解散なら解散って言ってな」と電話がかかってきたそうで、「それ言われたら、“そんなことないよ!”ってなるじゃないですか」と、笑いながら解散危機を振り返っていた。

そんな川島は、田村との関係について、「仲悪いとか良いとかの仲じゃないです。兄弟みたいなものなんで」とキッパリ。「最初に田村が声をかけてくれなかったら、多分漫才もやってないし、ずっと一人でネタやって、全然ダメだったと思います。ホンマにずっと暗い感じやったのに、よくこんな人間をスカウトしたなって」と続け、「どこに行っても田村が、“コイツおもろいんですよ”って。スタッフさんに言ってくれて、連れて行ってくれたんで、今がある」と感謝しきり。一方の田村も、川島を、「世の中で一番性格を分かり合えてる人」だと言い、「僕、今死んでも、楽しい人生だったなって思うんですよ。ここに連れてきてくれたのは川島なんで、それはもう感謝しかないですね」と自身の思いを伝えていた。