レバレジーズは3月10日、「ITエンジニアのリモートワーク事情調査」の結果を発表した。調査は2月8日~13日、社会人エンジニア300名及び中途エンジニアを採用する企業の採用担当者296名を対象に、WEBアンケート方式にて行われた。

  • 社会人エンジニアのリモートワーク実態頻度

    社会人エンジニアのリモートワーク実態頻度

コロナ禍において、現在リモートワークをしている社会人エンジニアは74%。そのうち半数以上の人が「週5日以上のフルリモート」で働いていることが明らかに。業態別では、「コンサルティング企業」(70.0%)、「SIer」(46.6%)、「自社開発企業」(45.6%)のフルリモート率が高く、顧客折衝の有無は、働き方に大きく影響しないよう。

一方で、リモートワークをしていないと回答した人は全体の26%。業態別では、「受託開発」(31.7%)が最も多く、次いで「SES・派遣」(31.3%)、「自社開発企業」(29.8%)と続いた。

  • 企業のリモートワーク導入頻度

    企業のリモートワーク導入頻度

続いて、エンジニアを採用する企業のリモートワーク導入頻度を調べたところ、「リモートワークは導入していない」と回答した企業は6.4%にとどまり、ほとんどの企業でリモートワークを実施していることが明らかに。業種別では、「コンサルティング企業」(75.0%)、「自社開発企業」(43.2%)、「SES・派遣」(41.5%)で高い結果となった。

企業がリモートワークを導入する理由を聞くと、「新型コロナウイルス感染予防のため」(90.6%)が圧倒的に高く、次いで「通勤時間の短縮ができるから」(29.2%)、「リモートで完結する業務内容だから」(16.6%)が上位に。

一方、リモートワークを導入していない企業の理由としては「機密情報漏洩等のセキュリティリスクがあるから」(31.6%)、「社員の生産性が低下するから」(26.3%)、「社外顧客対応などに支障が出るため」(26.3%)が上位にあがった。