年々進化し、個性豊かなデザインの数々が登場するネイルアート。そのなかでも"金麦推し"のネイリスト・MARINAさん(@marilyn_0204_)さんが作ったネイルアートが、「完成度高い」「ここまでするとは」と注目を集めています。

金麦愛をこれでもかと詰め込んだ、金麦ちゃんによる金麦ネイル。
新しい金麦、はじまる。
新しい金麦ネイルも、はじめる。(@marilyn_0204_より引用)

  • (@marilyn_0204_より引用)

実際の金麦缶とのサイズ比較はこちら。

  • (@marilyn_0204_より引用)

小さなネイルに、いかにたくさんのこだわりを詰め込んでいるかがわかりますね。

これに対して、リプライや引用リツイートでは「爪のサイズに何文字入れれんの! スゴすぎん!?」「SUNTORYもびっくり!」「このクオリティーで公式じゃないのか」といった精緻なデザインに対する驚きの声や、「自分も金麦好きやけど ここまでされるとはwww」「愛もクオリティも凄すぎる」などMARINAさんの金麦愛をリスペクトするコメントが続出しました。

さらに「クリアアサヒなんかも作れますか?」「スーパードライネイルやりたいです」「グリーンラベルもやってほしい」など、自分の推しのビールでやってみたいという声も。

驚きの「金麦ネイル」を制作したMARINAさんに、こだわったポイントや"金麦推し"になった経緯などをうかがいました。

「金麦ネイル」、投稿者に聞いてみた

――とても緻密なネイルですね! 作るときにこだわった点をお聞かせください。

挙げきれないほどありますが、一番はメインとなるパッケージ模写デザイン(中指)の忠実さです。本物を縮小したような仕上がりにしたくて、最も小さな文字(一番下の"Alc.5% リキュール発泡性")までちゃんと読めるように血眼で書きました!!! 写真だとはっきり見えないのが少し悔しいです……。

  • (Instagram marilyn_0204より引用)

5本に共通して言えるこだわりは、文字のフォントまで再現するということです。ただ文字を書くだけでは私の愛は伝えきれませんので(笑)、缶に書かれている文字をフォントまで再現できるように努力しました。「金麦」の2文字をとっても、旧パッケージより丸みを帯びた優しく和むような文字に変わっております。

中味だけでなく、パッケージデザインにもこだわりが詰め込まれているはずですので、リスペクトの気持ちは忘れないようにしています。

さらに再現性を高めるために、今までの金麦ネイルでは着手しなかった細かい部分もこだわりました。特に、麦の輪が両端にかけて赤みを帯びているという色の変化を再現できたのは、一番嬉しかったです!

――作るうえで苦労したポイントはありますか?

金麦ネイルは以前から作っているのですが、今回リニューアルに合わせての制作ということで、より再現性を上げるために文字をミラー(メタリック)加工することを試みました。ただ書くというだけではなく、書いた文字をミラー加工すると線が若干太くなってしまうので、これまでより精密な作業になります。

骨の折れる工程ですが、これを行うことでさらに本物に近づけることができました。また、文字に立体感が生まれて視認性が高まったと思います。

  • (@marilyn_0204_より引用)

ほかにも、缶の美しいブルーとそのグラデーションを本物の色に近づけるのに大変苦労した過去があります。今はもう、金麦はこの色で作る! というレシピが見つかっていますが、以前はこのブルーがどうしても出せなくて、たどり着くのに1年ほどかかりました。

――「うまみ三段仕立て」「天然水のビール工場から」の部分を立体になっていますね。この意図を教えていただけますか?

  • (Instagram marilyn_0204より引用)

今回は「本物の缶に書かれているものから拝借してデザインを作る」という縛りを自分の中で設けました。観察するなかで、この2箇所はゴールドの背景を用いられていることに気づき、「今のネイルの流行りであるアクセサリーのような立体デザインと組み合わせたら面白いのでは?」と思い立体にしました。

また、「金麦ネイルを見てくださった方にそこに書かれた文字の意味を知ってほしい」という、いちサントリー様ファンとしての気持ちもあります。

サントリー様の「天然水が採れる場所でしかビールづくりをしない」というこだわり。じゃあ「うまみ三段仕立て」は……? これは上手く説明できないので、「金麦スタイル」で検索して皆様に見て欲しい!! という、サントリー様と金麦の魅力の少し深いところを、ファンとして伝えられないかな……という思いも込めてのデザインです。

――「金麦」推しの愛が詰まっていますね! 「金麦」の魅力は?

まず、やはり金麦は美味しい!! これに尽きます。

そして金麦推しであるのは間違いないのですが、サントリー様推しなんです!

さかのぼると、小学生の頃にサントリー様の武蔵野工場の見学に行ったのが始まりです。社会科見学で連れられて行ったのですが、子どもながらにスーパーで普通に売られているものがこんなにたくさんの工程とこだわりで作られていることが衝撃でした。もちろんお酒は飲めませんのでふわっとした感想でしたが、大人になってもう一度工場見学に訪れると、改めてそのすごさに驚きました。

何より全国に4ヶ所しかない工場のひとつが地元にあるという親近感と、見学後に試飲したプレモルが美味しくて……!! そこからサントリー様について調べるようになり、じわじわと魅力を知って、気づけば虜になっていました。

プレモルはちょっといいことがあった日にとっておいて、日常は金麦に癒される。どんな食事やおつまみと合わせても美味しいですし、なくてはならない存在です。今では「金麦を見るとMARINAさんを思い出す」とお客様からよく言われます(笑)


「金麦」は、"日常的に家で飲むのに一番ふさわしい新ジャンル"として2022年1月にリニューアルしたばかり。より麦のうまみを感じられる味わいになっただけでなく、リニューアルに合わせてパッケージも刷新されました。これほどまでに熱心な"金麦推し"がいるとわかれば、サントリービールの担当者もさぞ嬉しいのではないでしょうか。