エムティーアイは3月8日、「月経前症候群(以下、PMS)」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2021年10月22日~25日、同社運営の健康情報サービス「ルナルナ」「ルナルナ 体温ノート」「ルナルナ ベビー」にて、14歳以上の女性3,922名を対象にWebで行われた。
PMS(月経前症候群)は、 生理(月経)前に3日から10日の間続く身体的あるいは精神的症状で、 生理開始とともに軽快ないし消失するもの。PMSによる心身への症状を感じたことがあるかと尋ねたところ、94.5%が「感じる(毎回+たまに)」と回答。症状が現れる期間は、「生理日の10日~6日前」(48.3%)や「生理日の5日から3日前」(34.6%)が多く、人によってばらつきがあるよう。仮に生理日の10日前からPMSの症状があったとすると、PMSでも生理でもない期間は1カ月のうち10日ほどしかない計算に。
また、「PMSの症状は、いつが一番つらいですか?」と質問すると、「生理日の2日~直前」(40.6%)や「生理日の5日〜3日前」(36.6%)が多い結果となった。
続いて、「PMSの症状として、どのような身体的症状を感じたことがありますか?」と尋ねたところ、1位「下腹部痛」(56.2%)、2位「乳房がはる」(54.9%)、3位「肌あれ・ニキビができる」(50.0%)、「頭痛」(47.9%)、「腰痛」(43.9%)が上位に。
一方、精神的症状としては、「イライラ」がダントツに多く81.9%。次いで「怒りっぽくなる」(66.5%)、「倦怠感」(55.0%)、「過食」(49.8%)、「不安」(47.1%)と続いた。
次に、PMSの症状がどの程度日常生活に影響しているかを教えてもらったところ、87%が「出ていると思う(とても+なんとなく)」と回答。最も影響が出ている場面を聞くと、「仕事において」が最も多く38.4%。以下、「家事において」(15.8%)、「夫婦関係において」(14.3%)、「育児において」(10.0%)と続き、PMSの症状が家庭にも影響していることがわかった。