旧車はピカピカでもカッコいいのだが、過ごしてきた年月、耐えてきた風雪を感じさせるクルマもまた、魅力的だ。先日の「Nostalgic 2days」(ノスタルジックツーデイズ)では、3代目「スカイライン」(C10型、通称:ハコスカ)の錆びたヤツ、その名も「サビスカ」なる1台を見ることができた。
中身はレストア済み
ハコスカは日産自動車「スカイライン」の3世代目にあたるモデル。サビスカはオートショップ タキーズ(Takeey’s、静岡県浜松市)の展示ブースで発見した。もともとは所有者が屋外(雨ざらしではなく、軒下のような場所)で保管していたクルマだったそうで、ボディカラーはシルバー。外観こそ錆びているが、エンジンや足回りなどはばっちりレストアしてあるそうだ。
アメリカなどでは、こんな風に古いクルマを自然のままで乗るという楽しみ方があるらしい。乗ればただでさえ目立つハコスカだが、サビスカで令和の日本を走ればかなりエキセントリックな印象になることは請け合い。この錆び具合を真似するのは困難だろうから、間違いなく世界にたった1台のハコスカである。
タキーズのブースにはこのほか、ランボルギーニ「400GT 2+2」やマセラティ「450S」(レプリカ)などのクルマが展示されていた。いくつかのクルマは「ヤフオク!」の「Collection Car Auction」に出品されているので、気になる方は要チェックだ。