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【この記事のエキスパート】
ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子
武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。
音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。
現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。
この記事では、アコースティックギターをアンプにつないで大音量で鳴らせるエレアコの選び方とおすすめ商品、ユーザーの口コミを紹介します。初心者向けの安い・高コスパな商品や、女性向けの小型モデル、フェンダー、ヤマハ、ギブソンといった名門ブランドのプロ向け商品を厳選!
エレアコってどんなギター? アコギとの違いは?
エレアコとはエレクトリック アコースティックギターのこと。音を拾うピックアップが付いていて、アンプで音を増幅させて、大きな音を奏でられるのが特徴です。さらにエフェクターを使えば多彩な音色を鳴らすことができますよ。
アコースティックギター(アコギ)との違いは、アンプと接続できるかどうか、という点だけです。もちろん、アンプに接続しないで生の音を鳴らすことも可能!
タイプ別診断で発見!あなたにぴったりのエレアコは?
エレアコは、商品によって機能や音質、弾きやすさ、デザインなどがさまざま。まず、どんなエレアコがぴったり合うのか、チェックしてみてくださいね。
診断チャートで簡単チェック!
求めるエレアコがわかりましたか? タイプ別に紹介していくので、自分好みの商品を見つけてみてください。
A:コンパクトサイズがいいなら?
一般的なサイズのエレアコは意外に大きく、小柄な男性・女性や学生にとって、弾きにくく感じることもしばしば。そこでおすすめしたいのが、ひとまわり小さいサイズ感で、持ち運びやすさもアップするコンパクトサイズのエレアコです。
商品紹介に、ミニサイズ、トラベルサイズなどと記されているものが該当します。
B:初心者向けのセット商品が欲しいなら?
初心者向けのセット商品は、安い商品が豊富。2万円程度でもエレアコ本体に加え、アンプ、ケース、チューナー、シールド、ピックなどがセットになっている商品も!
教本やDVDが付属しているものもあり、自宅に商品が届いたらすぐに練習を始めることができます。使っていくと、弦を交換したい、新しい楽譜が欲しいということはありますが、都度買い足していけば問題ありません。コスパよく揃えちゃいましょう!
C:安さ重視なら?
5万円未満の安いエレアコを紹介していきます。知名度の低いブランドの1万円程度のモデルから、4万円程度の有名メーカー・ブランドのエントリーモデルまで、いろんな商品が揃っています。
エレアコ初心者だけど、ちょっと名の知れたブランドの商品を使いたいという人にもぴったり。チューナーが内蔵されているタイプや、価格と性能のバランスに優れたフィッシュマンピックアップを採用しているモデルも!
D:一生モノが欲しいなら?
20万円以上の一生モノとして愛用できるエレアコに買い替えてみるのはどうでしょうか。トップ・サイド・バックに単板を使ったオール単板を使った高品質な製品や、プロが使用するモデルも多々あり、音質もデザインも申し分ないでしょう。オール単板は1枚の木材を繋ぎ合わせているので、一般的に生音の鳴りがいいとされています。
世界的に有名なギブソンやマーチンなど、一度は弾いてみたい名門ブランドのエレアコを手に取ってみては?
E:音質も機能性も求めるなら?
予算20万円未満で、音質も機能にもこだわったエレアコはたくさんあります。このくらいの価格帯だと、1本目を十分使い倒して、2本目を買おうかなと考えている人が多いかもしれません。
どんなボディ構造かもチェックしましょう。世界的に有名なメーカーのギターは、複数の木材を合わせて使った「合板」のモデルがメイン。ただ、日本メーカーのギターの中には、より音質がいいとされる「オール単板」のモデルもあります。
上位機種に採用されるピックアップを搭載したモデルも多々あり、コスパに優れるエレアコが豊富に揃っているので、一度チェックしておきたい価格帯です!
エレアコの選び方におけるポイント
そのほかにエレアコを選ぶ際に確認しておきたいポイントをいくつか紹介します。
付属品が充実しているかもチェック!
エレアコを選ぶときに、付属品で選ぶということもできます。エレアコは通常のアコースティックギターと違い、アンプやシールドなどが必要ですが、初心者向けのセット商品はそれらがついていることもあります。
またチューナーやピックなどが用意されたものもあります。必要なものを一式そろえるのは楽しみでもありますが、全部そろったセットで用意するのもはじめてエレアコを楽しみたいという方には便利でしょう。
カラーやデザイン性も重要
【エキスパートのコメント】
エレアコを選ぶうえでで、ピックアップの性能や、ボディの構造は音の鳴りを左右するとても重要なポイントですが、カラーやデザイン性も大切。
部屋に置いておくなら、木目を生かしたナチュラルなカラーリングの製品だとなじみやすいでしょう。また、ハイポジションをかっこよく弾けるカッタウェイモデルもおすすめ。ライブで目を引くような原色を使ったモデルもあるので、好みや使うシーンを考慮に入れて選んでみてくださいね。
人気メーカー・ブランドの特徴・比較
エレアコ選びに迷ったら、メーカー・ブランドで選ぶのもいいでしょう。ここではエレアコの代表的なメーカー・ブランドを紹介します。
YAMAHA(ヤマハ)
1887年に創業したヤマハは、ギターやピアノといった楽器だけでなく、オーディオ機器も販売する音響機器に強い日本を代表するメーカー。音楽教育や文化の普及にも力を入れています。
そんなヤマハのエレアコは、3種のピックアップシステムと、2つのボディデザインを採用しています。ピックアップは、スタジオでのマイク録音の音を再現するSRTや、ボディが鳴る音も拾うARTなどを展開。奏者のレベルや予算に応じて、いろんなモデルから選べます。
Fender(フェンダー)
1946年にレオ・フェンダーが創業した楽器メーカー。ギターやベース、アンプなどをメインに展開しており、ロックやジャズ、ポップスなどいろんなジャンルの音楽に使われています。著名なアーティストから絶大な信頼を得ている、ギターのアイコン的なブランドです。
3種の異なる大きさのエレアコを展開しており、コンパクトなMalibu、スタンダードなNewporter、大きめのRedondoがあります。持ち運び重視か、バランスのよさ重視か、奥深くパワフルなサウンドか、といった具合に自分の求める商品を見つけやすいですよ。もちろん、ピックアップシステムも高品質です。
Gibson(ギブソン)
1902年にアメリカで設立されたギブソン。高品質なギターを展開していることで知られており、レスポールやSGなど有名なモデルも数多くあります。「ロックといえばギブソン」というようなブランドです。
高級モデルをメインに展開しているだけあって、音質のよさ、ボディデザインの美しさは申し分ありません。クリアな音が特徴のハミングバード、豊かな低音を鳴らすJ-45などが人気。
Martin(マーチン)
1883年にクリスチャン・フレデリック・マーチンが生み出したアメリカの楽器メーカー。いろんな楽器を販売していますが、なかでも伝統的な製法で作られたアコースティックギターが世界的に有名で、品質のよさは一級品。厳選されたマホガニーやローズウッドなどを使用しており、多くのアーティストから愛されています。
高音から低音まできれいな音を提供するFishmanピックアップシステムは、ライブにもスタジオ収録にも最適。大型サイズのモデル(ドレッドノート)と中型モデル(オーケストラモデル・OM)を展開しています。
Morris(モーリス)
日本のギターメーカーで、ルシアーメイド・プレミアムシリーズやハンドメイド・プレミアムシリーズなど、卓越した技術力を生かしたモデルが人気を集めています。
ライブやスタジオ録音に使える品質のいいピックアップシステムを採用していながら、数万円で購入できるモデルも多々あるので、初心者~中級者から信頼を集めています。ボディデザインは、伝統的なMシリーズと、フォークスタイルでバランスのいい音を奏でるFシリーズを展開。
Epiphone(エピフォン)
ミュージシャンに愛用者が多いギターブランド、ギブソン傘下の楽器メーカー。歴史は古くて1873年に設立しており、エレキギターやアコギ、ベースなどの商品ラインナップはとても豊富です。
エピフォンのエレアコの魅力としては、初心者や中級者が手に出しやすい価格帯でありながら、ギブソンの技術を取り入れており、コストパフォーマンスに優れている点。伝統的なデザインでありながら、新しい機能を取り入れているのも好評を集める理由のひとつですね。
Taylor(テイラー)
1974年創業で、アメリカン・アコースティック・ギターのメーカーとして知名度のあるテイラー・ギターズもエレアコを発売しています。テイラーの魅力は弾きやすさと精巧なギター構造、そして品質のよいピックアップです。
とくにピックアップはギター本来の音色や強弱が自然に表現できると定評があります。また、商品ラインナップが豊富なのも魅力です。
Ovation(オベーション)
Ovationは、航空会社の子会社として発足した異色のエレアコメーカーで、航空機のテクノロジーをギター作りにいかす、という発想で斬新なエレアコを発売しています。
ボディ構造が強化プラスチックでできているのが特徴で、フィット感があり、軽量かつ頑丈です。また、リーフホールという大小のサウンドホールも見た目のオリジナリティを演出しつつ、バランスの取れた音響特性を実現しています。
Takamine(タカミネ)
1959年に岐阜県で創業した高峰楽器製作所は、1970年代からエレアコを製造販売しており、海外では「エレアコのタカミネ」として知られています。タカミネは楽器本体のクオリティにこだわりをもっているメーカーで、大きな生音を鳴らしてもハウリングが少ない、という特徴があります。
また、ピックアップにも定評があります。弾きやすく音色も豊かで、海外アーティストをはじめファンの多いエレアコです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)