20代〜50代の4割以上が独立に関心あり、その理由は「収入を増やしたい」

Daiは2月15日、「フランチャイズWEBリポート」が実施した「独立に関する意識調査」の結果を発表した。調査は1月14日〜26日、全国の20代〜50代の男女2,206人を対象にネットリサーチでのアンケートにて行われた。

まず、独立に関心があるかどうか聞いたところ、独立済みと回答した人を含めて40.9%が独立に関心を持っている事が分かった。

男女・年代別では、男性は全年代で関心を示す回答の割合に大きな変化が見られない一方で、「既に独立済み」という人は20代では8.0%なのに対し、50代ではその倍以上となる17.3%であった。

女性については、年代が高くなるにつれて、独立の関心を示す割合が減少傾向にあるほか、「既に独立済み」という回答も少なくなっている。一方で、20代では男性よりも女性の方が、僅かながら独立への関心が強いことも分かった。

次に、「独立予定」「独立に関心がある」と回答した20代〜50代の男女527人を対象に調査。年代別の割合は、20代が26%、30代が27.5%、40代が26.6%、50代が19.9%。男女比率は男性71.5%、女性28.5%となっている。

独立を検討しているまたは関心がある理由について尋ねたところ、40代女性を除く全年代で「収入を増やしたい」が最も多く見られた。40代女性で最多だったのは、「未経験ジャンルに挑戦したい」という理由。

独立を考えている業種については、75%が「決めている」と回答している。

検討中の業種については、男性では「小売」「飲食」「IT・通信」が全年代で多くの回答を集め、女性でも「小売」「飲食」は人気を集めた。一方で、「IT・通信」の回答は男性と比較すると比較的回答数は少ない結果となっている。

独立の資金については、融資(借り入れ)を予定している人が男女ともに若年層に多く見られ、年代が上がるにつれて減少傾向となっている。「金額によっては融資予定」との回答は、一部変動はあるものの、男女の全年代で大きな変化はなかった。

独立に関して不安に感じている事については、男女ともに全年代で「事業の継続性」「不安は特にない」という回答が多く見られた。「コロナ禍」については、一定の回答はあったものの割合としては非常に少ない結果となっている。

独立のために現在取り組んでいる事については、男性では年代別の結果に大きな差が見られなかったが、女性では年代が上がるにつれて「情報収集」の回答が増加する一方、「資金調達」については減少するという特徴が見られた。