リクルートは2月10日、「週刊じゃらん」にて実施した「新しい帰省スタイルに関する調査」の結果を発表した。調査は2021年9月24日〜27日、全国に住む18歳〜59歳の男女5,784人を対象にインターネットにて実施したもの。

  • あなたには現在、"帰省できる地元"がありますか?

まず、現在において帰省できる地元があるかどうか尋ねた。すると、全体の64.6%が、帰省できる地元があると回答した。性別・年代別で見ると、18歳〜29歳の男性が78.2%と最も高く見られたほか、年代が上がるにつれ減少傾向にある事も判明している。

  • あなたには現在、"帰省できる地元"がありますか?(性別・年代別)

続いて、帰省できる地元があると答えた3,735人に対し、新型コロナウイルス感染症影響の前後でどれくらいの頻度で地元へ帰省していたかを調査してみた。すると、新型コロナウイルス感染症の影響で「全く帰省していない」という人が約3倍にものぼっていた。特に女性では、コロナ禍前後で帰省を控えた率が約4倍にもなっている。

  • 新型コロナウイルス感染症影響の前後で、どれくらいの頻度で地元へ「帰省」していましたか。

  • 新型コロナウイルス感染症影響の前後で、どれくらいの頻度で地元へ「帰省」していましたか。(男女別)

帰省できる地元がないと答えた2,049人に、帰省できる地元が欲しいかどうか尋ねたところ、「欲しいと思う」「やや欲しいと思う」と回答したのは合わせて42.5%であった。性別・年代別で見ると、18歳〜29歳が56.1%、30代が49.4%、40代が45.1%と全体の値を上回る結果となっていた。

  • あなたは、"帰省できる地元"が欲しいと思いますか?

  • あなたは、"帰省できる地元"が欲しいと思いますか?(性別・年代別)

次に、全ての層に対して旅行先で帰省しているかのような感覚を感じたことがあるかどうか尋ねてみた。すると、「感じたことがある」「少し感じたことがある」と答えたのは合わせて32.9%だった。

  • 旅行先で “帰省しているかのような感覚” を感じたことがありますか?

「今後(も)旅行先で "帰省しているかのような感覚"を感じてみたいと思いますか?」という問いでは、「感じてみたいと思う」「少し感じてみたいと思う」の回答が計58.9%だった。性別・年代別で見ると、18歳〜29歳の層が全体値よりも高くなっている(男性67.2%、女性69.6%)。

  • 今後(も)旅行先で "帰省しているかのような感覚"を感じてみたいと思いますか?

  • 今後(も)旅行先で "帰省しているかのような感覚"を感じてみたいと思いますか?(性別・年代別)

生まれ育った地元ではない場所でも、帰省しているかのような感覚を味わいたいかどうかについては、「欲しいと思う」「やや欲しいと思う」と答えた人が56.0%だった。性別・年代別では、男女ともに30代以下が全体の値を上回っている。

  • あなたは、生まれ育った地元ではない場所にも"帰省しているかのような感覚を感じられる場所"が欲しいと思いますか?

  • あなたは、生まれ育った地元ではない場所にも"帰省しているかのような感覚を感じられる場所"が欲しいと思いますか?(性別・年代別)

「生まれ育った地元ではない場所でも、"帰省しているかのような感覚を感じられる場所"が欲しい」と回答した人3,237人に、その理由を尋ねた。すると、「癒やされる場所や時間が欲しいから」が最多で59.3%、次いで「安心できる場所が欲しいから」(46.2%)が続いた。男女別では、「癒やし」を求める意向は女性が高く、男性は「定期的に訪れる場所」を求めている傾向が見られた。

  • 「生まれ育った地元ではない場所でも、"帰省しているかのような感覚を感じられる場所"が欲しい」と回答した方にお伺いします。その理由として、当てはまるものをお選びください。

  • 「生まれ育った地元ではない場所でも、"帰省しているかのような感覚を感じられる場所"が欲しい」と回答した方にお伺いします。その理由として、当てはまるものをお選びください。(男女別ベスト3)