俳優の滝藤賢一が、BS松竹東急の連続ドラマ『家電侍』(4月2日23:00~スタート)に主演することが決まった。

滝藤賢一

このドラマは、江戸時代の長屋に暮らす貧乏浪人・兼梨四十郎(滝藤)の元に、ひょんなことから現代の最新家電が届くようになり、それが原因で様々な事件が巻き起こる時代劇コメディ。これまで『バイプレイヤーズ』『アノニマス』などの異色ドラマを制作してきた濱谷晃一プロデューサーが、時代劇×家電という組み合わせを生み出した。

滝藤と濱谷Pがタッグを組むのは、滝藤がドラマ初主演を果たした『俺のダンディズム』(14年)、『コタキ兄弟と四苦八苦』(20年)に続いて3回目。バラエティ番組の演出家として名を馳せながら『ワーキング・デッド~働くゾンビたち~』『LOVE理論』などのドラマ作品も手掛ける西古屋竜太監督が映像化する。

コメントは、以下の通り。

■滝藤賢一
――四十郎役を演じるにあたっての想いや意気込みをお聞かせください。
8年前、私の初主演『俺のダンディズム』の撮影現場で、プロデューサーの濱谷さんから、次は、侍がタイムスリップして家電を持ち帰るという話をやりたいと誘っていただきました。
まさかそんなぶっ飛んだ話が実現する日が来るとは…感無量です!
しかし、いつまで経っても台本が届かない…
おい!8年もあったろ!どんだけ練りに練ってるんだ!
ということで、8年間役作りしていたので準備万端で臨みました。
BS松竹東急さんの開局ドラマに、主演として参加出来ること、とても光栄です!

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
俳優人生26年、数々の修羅場をくぐってきたと自負する滝藤ですが、もっとも過酷な21日間でした。
連日雪が降る寒さと凍ったオニギリ、膨大なセリフ、底なし沼のように終わらないシーン数の多さに撮影1日目で心が折れました。
野生のイノシシが10頭くらい、撮影現場を物凄い勢いで駆け抜ける現場でした。
キャストは皆、支度場から湯たんぽを抱えて最前線の現場に向かってました。
しかし、誰一人体調を崩さない屈強なチーム。
スタッフ、キャストの皆様の笑顔と頑張りのおかげで最後まで無事乗り切りました。
感謝っす。

――本作の見どころをお願いいたします。
家電がいかに多くの人々を幸せにしているか。
そのありがたさを今回改めて感じました。
今となっては当たり前のようにある家電。
しかし、家電がなかったら…。
家電によってより深まる家族愛。
自分の考え方ひとつで些細なことも幸せに感じることができるかもしれない。
小さな幸せをひとつひとつ拾っていき、自分の人生を豊かにしていく。そんなドラマだと思っております。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。
ポップでキュートなファンタジーSFコメディドラマになっております!
“家族たるもの支え合って生きていかねばならぬ。”
劇中の四十郎の言葉です。
今の世の中にこそ強く感じずにはいられません。

■原案 濱谷晃一プロデューサー
8年前、テレビで「家電芸人」を見ていて、ふと思いつきました。江戸時代にもしも最新家電が届いたら…、撮影現場で盟友の滝藤さんに話したら「絶対やりたい!」と盛り上がり、8年越しにBS松竹東急さんで実現です!異色SF時代劇ですが、テーマは男子厨房に入らずの時代にお互いを助け合う夫婦愛。
ぜひ、ご覧下さい!

■西古屋竜太監督
300年前の江戸時代に存在しない“現代の最新家電”を目の当たりにした滝藤さん演じる貧乏侍・四十郎のリアクション芸。想像の斜め上を行く多彩かつインパクト抜群のお芝居は必見です。
本番中、音を出してはいけないのですが、人間ってこんな顔ができるんだ…何度も声を出して笑ってしまいました。

■BS松竹東急 制作局 村崎冬季プロデューサー
数々の名作時代劇を作り続けてきた松竹の名を冠するBS松竹東急が開局と同時に家電SF時代劇
を放送する。これだけでも、何だか新しい時代の幕開けを予感してしまいます。松竹と東急がタッグを組んで今までにない、新たなエンターテインメントを生み出すBS松竹東急のコンセプトを体現したような『家電侍』を観て頂き、私達の攻めの姿勢をぜひ、感じて頂きたいと思います。

(C)BS松竹東急/PROTX