川崎車両は7日、福岡市交通局の空港線・箱崎線向け地下鉄車両108両(6両編成×18編成)の車体製造を受注したと発表した。受注総額は約100億円。神戸市の本社工場(旧兵庫工場)で製造し、2024~2027年度にかけて順次納入する。

  • 福岡市地下鉄空港線・箱崎線の既存車両1000N系

今回受注した車両は、老朽化した福岡市地下鉄空港線・箱崎線の既存車両1000N系108両の更新にともない導入される。車両の寸法は長さ約20m、幅約2.8m、高さ約3.65mの予定。静粛性と乗り心地に優れ、バリアフリー設備や情報提供の拡充、安全・安心な車内空間の提供を図るという。

川崎車両は川崎重工の鉄道車両事業を分社化し、昨年10月から事業開始した。福岡市交通局に対しては、川崎重工時代の1982年に1000系42両(6両編成×7編成)、1994年と1997年に2000系(6両編成×2編成)の納入実績がある。