主婦や副業をしている人の間で注目を集めているポイ活。楽天ポイントやdポイントといった各社から提供されているポイントをお得に貯めることや、そのポイントを現金やギフト券などに交換するなどお得に使う活動を意味します。 ポイントサイトなどを通じてポイントを効率的に貯めるポイ活には、ポイントでお得に生活できるといったメリットもあります。しかし、間違ったポイ活をするとポイントが得られなかったり失効してしまったりなど、思うようにならない場合も。
ポイントサイトを活用してポイ活に取りくむ際は、デメリットやリスクをしっかりと把握しておくことが大切です。おすすめのポイントサイトやアプリの選び方についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイントサイトとは
ポイ活のデメリットについて解説する前に、ポイントサイトの仕組みについて説明します。どのようにポイントが貯まるのか、ポイントサイトの全体像について把握してから取りくむようにしましょう。
ポイントサイトとは、サイト経由で買い物ができたり、アンケートやゲームに参加したり、ミッションをこなしたりすることで、ポイントが貯まるサイトのことです。貯めたポイントを現金に換金したり、楽天ポイントやdポイントなどに交換したりすることができます。「モッピー」や「ハピタス」、「ワラウ」といったサイトがあります。
収入源は広告費
ポイントサイトの収益源は広告収入です。
この広告収入には2種類あり、サイト内に広告を掲載し掲載料を得るタイプと、利用者からのアクションがあった場合に決まった金額が支払われる成果報酬のタイプがあります。ポイントサイトやアプリは、後者の成果報酬型で収益を得ていることがほとんどでしょう。
この「成果」は案件や運営会社によって異なり、「ユーザーがクレジットカードを作る」「ユーザーがサイトに登録する」「ユーザーが商品を利用する」といったものます。これらのアクションをユーザーが行った際に、サイトやアプリを運営している企業に収益が発生するのです。
広告収入をポイントとしてユーザーに還元
この広告収入をポイントという形でユーザーに還元しているのがポイントサイトです。つまり、何らかのミッションをユーザーが達成した時点で、ポイントサイトに成果報酬が入り、その収益がユーザーにポイントとして還元されます。
クレジットカードの発行や商品の購入などは、ユーザー獲得につながるためポイント還元率が高く設定されています。アンケートやゲームなど手軽に短時間でできるものはポイント還元率が低い傾向にあるといえます。
ポイ活のデメリットは?
それではポイントサイトによるポイ活のデメリットについてご紹介します。間違った方法でポイ活をしてしまうと、思ったような結果にならないことも。リスクを回避するためにポイ活のもつデメリットを把握しておきましょう。
ポイントが思ったより貯まらない
SNSの投稿や口コミなどを見て、簡単にポイントが貯まりそうなイメージをもつ人もいるでしょう。ポイントをたくさん獲得していたり、隙間時間だけで数万円稼いでいたりする人を見たことがあるかもしれません。
しかし、そのようなスタイルのポイ活ができる人は一握りです。ポイ活は短時間で大量のポイントを獲得できるものではありません。効率よくポイントを貯められる方法を考えておかないと、思ったよりもポイントが貯まらないという結果になるかもしれません。
ポイントサイトの安全性が低い場合も
ポイ活ができるポイントサイトはたくさんあり、貯め方や交換先も異なります。運営会社やポイント交換システムなどをしっかり確認しておかないと、悪質なサイトやアプリに騙されるかもしれません。
悪質なサイトでポイ活をしていると、ポイント交換ができなかったりポイントが付与されなかったり、個人情報が流出してしまったりしてしまうリスクがあります。ポイントサイトやアプリが多くあるからこそ、慎重に選ばなくてはなりません。
意外と節約できない
ポイ活のスタイルとして、ポイントサイトを通じてのネットショッピングや、対象商品のレシートを撮影してポイントを貯めるタイプのものがあります。必要なアイテムであればよいのですが、ポイントを貯めることが第一になると不必要なアイテムまで買ってしまうことも。
節約のために始めたポイ活のはずなのに、ポイントを貯めるためにムダな出費をしていては、本末転倒です。ショッピングによるポイ活は、限度額を決めたり、こまめに購入履歴などを確認したりしてムダづかいを防ぎましょう。
友達紹介制度で友達をなくすかも
ポイントサイトによっては、友達を紹介することによってポイントが貯まる制度があります。お互いにポイントをもらえるなどメリットもありますが、注意しないと紹介した友達に迷惑をかけてしまう場合があります。
紹介がきっかけで相手に迷惑メールが届いたり、ポイントを交換できなかったりすることも。知り合いにポイントサイトを紹介する場合は信頼できるサイトであることが絶対条件になるでしょう。
また、ポイントを獲得できるからといって友達を無理やり勧誘するのはやめましょう。相手によっては良い印象を抱かない場合もあるので、人間関係を壊してしまうかもしれません。
ポイントサイトの選び方
使い方やポイントサイトの選び方によってはデメリットもあるポイ活。できるだけリスクを少なくできるよう、ポイントサイトを選ぶ際に注意しておきたい点を紹介します。
過去の実績と登録会員数をチェック
気になるポイントサイトやアプリを見つけたら、運営会社の実績や登録しているユーザーの数を見てみましょう。大手だからといって油断することなく、気になったサイトやアプリについての情報はすべて調べることをおすすめします。
また、過去の実績やユーザーのリアルな声を知りたい場合は、SNSや口コミサイトなどでチェックするようにしましょう。利用していた人の口コミを見て、自分に合うかどうかを判断してみるのもおすすめです。
運営会社や案件の質を確認
運営会社はどのような会社なのか、掲載されている案件の質は良いのか悪いのかを見ておくのも重要です。せっかくポイントを貯めても、運営会社が倒産したりトラブルに巻き込まれてしまったりするとポイントを交換できずに失効してしまう場合もあります。ただ大手だからいいだろうと選ぶのはおすすめできません。
サイトやアプリに掲載されている案件に目を通し、自分に合っているかを見ておきましょう。あまり買い物をしない人が、ショッピングの案件が多いものを選んでも貯まりにくいはずです。案件や条件などが自分でもクリアできそうか見ておきましょう。
退会方法がわかりやすく掲載されているかチェック
優良なポイントサイトには、退会手続きのページがわかりやすく掲載されています。反対に、悪質なサイトだと手続きのページが見当たらなかったり電話やメールで手続きが必要だったりすることも。
簡単に退会させないよう工夫されていると感じたら、そのサイトは避けておきましょう。
トラブルを避けるためにも、登録時の画面やログイン番号などを控えておくといいでしょう。大切な情報はスクリーンショットやメモをとって残しておくようにしてください。
交換条件と交換の有効期限を確認
ポイントを貯める方法だけでなく、交換条件や有効期限もアプリやサイトによって異なります。何に交換できるのか、何ポイントから交換できるか、交換できる期限はどのくらいなのかなどを確認しておきましょう。
ポイ活は地道な作業になることが多いので、有効期限が長いものを選ぶのがおすすめです。
また、ポイントを交換する際にかかる手数料についてみておくのも大事です。高い交換手数料により、せっかく貯めたポイントを失ってしまっては意味がありません。手数料がかからないサイトもあります。
ポイ活のデメリットやリスクを把握して効率的に活用しよう
ポイントサイトの主な収入源は、広告費であり、その一部分をポイントとしてユーザーに還元しています。その仕組みを知り、悪質なサイトを避けてポイ活をしましょう。運営会社や交換条件を確認して、自分に合ったサイトやアプリを見つけてください。