ナリス化粧品は1月31日、「男性のスキンケアの実態調査」の結果を発表した。調査は1月6日~24日、全国の15歳~54歳の男性1,907名を対象にインターネットで行われた。

  • 使用しているスキンケアアイテム

    使用しているスキンケアアイテム

調査によると、スキンケアを「(しっかり+まあまあ)している」という男性は40.7%。特に、10代後半〜20代で高く、5割強という結果に。また、自身の顔の容姿について、「(とても+まあまあ)気になる」と回答した割合をみると、10代〜40代前半の世代すべてで70%台と高い割合を示した。

使用しているスキンケアアイテムを教えてもらったところ、石鹸を含む「洗顔料」が最も多く67.5%。次いで「化粧水」(45.5%)、「シェービング」(27.9%)、「乳液」(26.0%)が上位に。年齢別にみると、「乳液」「クリーム」などオーソドックスなアイテムでは年齢層による差はさほど見られないものの、「日焼け止め」の使用率はアラフォー世代で若干高い結果に。若年層と高齢層の使用率の差が大きかったアイテムは、「美容液」「ふきとり化粧水」「パック」「マッサージ」といった特別なケアが並んだ。

  • 使用アイテムは自分専用か共用か

    使用アイテムは自分専用か共用か

続いて、スキンケアをしている男性に、使用アイテムが自分専用か共用かを聞いたところ、「自分専用」のアイテムでは、「洗顔料」(68.7%)、「化粧水」(56.5%)、「乳液」(39.1%)が上位に。一方、「配偶者や恋人・パートナー」「母親」など女性と共用している割合が高いアイテムでは、「石けん」や「洗顔料」が1割を超えた。

また、使用しているアイテムが、男性用か、女性用か、男女兼用のジェンダーフリータイプかを教えてもらったところ、「洗顔料」は、男性用56.9%、女性用12.8%、男女兼用27.0%と、男性用の使用者が多いよう。一方、洗顔料以外のアイテムでは、すべて女性用と男女兼用のアイテムを足した割合が、男性用の使用者の割合を超えていることが明らかに。最も男女兼用の使用者率が高いのは「石けん」で40.3%、次点は「日焼け止め」で30.9%だった。

女性用の化粧品を使用している理由としては、「家にあるものを使っている」(35.8%)、「肌に合う」(34.6%)、「気に入ったものがたまたま女性用だった」(24.0%)、「家族が使っているので安心できる」「特にこだわりがないから」(ともに21.8%)が上位に。

  • 女性にプレゼントされて嬉しいもの

    女性にプレゼントされて嬉しいもの

最後に、バレンタインデーを前に、女性にプレゼントされて嬉しいものを選んでもらった結果、1位「衣服などの装身具類」(35.5%)、2位「食べ物」(32.5%)、3位「貴金属・アクセサリー類」(29.6%)という結果に。「化粧品(香水を含む)」が欲しいという男性は、全体では13.6%だったが、20代では21.4%と2割を超えた。